「そろそろトレーニングもはじめないと……」そう思っている社会人プレーヤーも多いのではないでしょうか。そう思っていてもなかなかはじめられない。そんな社会人プレーヤーのみなさんに、はじめられない理由とサッサとはじめる理由をまとめてみました。
*IXGYMにて
「トレーニングをはじめようかな」と思う理由
「トレーニングをはじめようかな」そう思う理由はいくつかあります。
・最近ボールが飛ばなくなった(ゴルフ)
・最近あたりに弱くなった(バスケット)
・最近高く飛べない(バレー/バスケット)
・すぐにバテてしまう(サッカー)
・球を強く打てなくなった(野球野手)
・反応が鈍くなった、ステップも(テニス)
・ケガばかりする(競技全般)
学生時代は毎日練習をしていました。
技術練習がトレーニングの一部になっていて体力も向上しました。
体力もあり、疲れず、技術もぐんぐん向上しました。
競技も年々上手くなっていきました。
社会人になったばかりの頃は、まだまだ若さや学生のときの体力貯金もありました。
しかし、だんだん年齢も上がっていくと技術の維持は精一杯。
体力は低下する一方です。
体力低下を自覚するとそろそろエンジョイスタイルに変えようかなと思ってしまいます。
生涯スポーツなのでそれでいいのですが、
・まだ勝負にこだわりたい
・まだ上手くなりたい
・まだ勝ちたい
・まだまだ今のステージで続けたい
と、思っている人も多いのではないでしょうか。
私もそのひとりなのですが。
そのためにはトレーニングが必要です。
そうは思っていてもトレーニングをなかなかはじめることができません。
その理由と、はじめる方法を書いてみます。
トレーニングをはじめられない理由とはじめる方法
トレーニングをはじめなければと思っていれば、サッサとはじめればいいのですがなかなかできません。その理由とはじめる方法です。
練習時間すら確保できないのに、トレーニングの時間なんてとれない
社会人になれば毎日仕事があります。プロならば別ですが、多くの人はアマチュアです。
会社の付き合いもありますし、家庭の都合もあります。
時間を何とかやりくりし、その時間は競技の練習に充てたいものです。
それは決して間違っていません。
競技が上手くなるには競技の練習しかありませんから。
それに時間があれば競技の練習をどんどんしたいものです。
チームならば連携プレーや紅白戦もあるでしょうし。
県教育委員会から国体に向けて強化予算がでています。
以前あるチームに派遣されたことがあります。
トレーニングコーチとして、国体までのスポット派遣でした。
チーム責任者に連絡をすると、
「チーム練習をしたいので時間がありません。すみません」
そう言われました。
仕方がないことです。
(私もお願いされたのですが……)
国体チームは期間限定のチームなので仕方がありませんが、一般の社会人チームは期間限定ではありません。
しかし、トレーニングをする時間がないのも事実でしょう。
はじめる方法です
トレーニングは筋トレだけではありません。
自宅でできるストレッチも腕立てもスクワットもトレーニングです。
入浴後のストレッチはテレビを見ながらでもできるのではないでしょうか。
屋外に出る時間があればウォーキングやランニングもできます。
子どもと遊ぶときはちょっとハンディをつけて遊んでもいいかもしれません。
背中に子どもを乗せて腕立てとか、抱っこしてスクワットとか。
また工夫次第で、練習のウォーミングアップをトレーニングにしてもいいです。
ちょっとしたジャンプを入れるとか、ダッシュを多くするなど。
工夫次第でトレーニングはできます。
トレーニングをすると疲れる
「トレーニングをすると疲れる」これもはじめられない理由です。
体力の低下(衰え)を感じていて、競技練習だけでも疲れるのに、トレーニングをするともっと疲れると思ってしまいます。
「ちょっとだけトレーニングをしてひどい筋肉痛になってしまい、次の日仕事にならなかった」
とよく聞います。
トレーニングはきつく、仕事に影響が出るのが嫌というのもはじめられない理由です。
はじめる方法です
トレーニングは疲れます。
日常生活よりも少し負荷をかけるのがトレーニングの目的ですから。
疲れないトレーニングは日常生活以下の強度の可能性があります。
それだと、今の体力維持もしくは低下につながります。
トレーニングは疲れますがひどく疲れるのは初めのうちだけです。
数週間で神経の反応が良くなりスムーズにトレーニングに取り組めます。
3か月もすれば、カラダも変化し始め、筋力(筋肉)もついてきます。
トレーニングも「ちょいキツ」ぐらいになります。
疲れにくくなるので、最初の頃の疲れとは違い気持ちの良い疲れの感覚になります。
そもそも何やればいいのかわからない
何をやればいいのかわからないのも理由の一つです。
・あまり知識がない
・自己流ではじめて変なクセがつくのがいや
・ケガをしたりすることが怖い
・筋肉ムキムキになったらいや
・筋肉ついてカラダが重くなるのがいや
そんな理由が多いのではないでしょうか。
はじめる方法です
一番の難題です。
信頼のおけるトレーニングコーチや、パーソナルトレーナーに見てもらうのがいいのですが、近くでは見つからないかもしれません。
都会であれば、多くい過ぎてどの人に見てもらえればいいのか迷ってしまいます。
値段?ルックス?実績?
それで比べても本当に力のある人かわかりません。
フィットネスクラブや公共施設のスタッフの多くはマシンの説明のプロです。
デパートのアパレル店員は販売のプロですがスタイリストではないのと同じです。
スタッフ募集の要件を見ると
「経験不要、明るいスタッフ求む」
なんて書いてあります。
まさに「語るに落ちる」です。
ではどうしたらよいでしょうか。
やはり研究です。
みなさんの多くは競技技術を向上させるために、本を読んだり雑誌を読んだりしています。
いろいろ試してもいるでしょうし、講習会に参加しているかもしれません。
まさにそれがここでいう研究です。
たくさんのトレーニングに関する書籍が出ています。
競技雑誌ではなく、筋トレの本や、ストレッチの本を見ましょう。
学生時代に選んだ参考書や問題集の選び方に似ています。
ビビッときた本を選びましょう。
動きがわからなかったら動画サイトで検索してみます。
(あくまでも参考程度ですよ)
とりあえず基本的なことからやってみましょう。
変なところが痛くなったり(筋肉痛以外で)、違和感があったりしたら中止して様子をみます。
競技技術のセミナーではなく、トレーニングのセミナーに参加するのもいいかもしれません。
よほど負荷をかけて、継続しなければ筋肉ムキムキにはなりません。
競技練習の合間のトレーニングですから。
筋肉ムキムキは心配しなくてもいいですし、筋肉で体重が重くなるのはよっぽどのことです。
とりあえずチャレンジしてみましょう。
何らかの効果があるものです。
年齢がいっても、さらに上手くなり、痛いところがなく、思いっきりプレーできるのは最高です。
サッサとはじめてみましょう。トレーニングを
3つのはじめられない理由と、それぞれのはじめる方法を書いてきました。
「トレーニングをそろそろはじめようかな」と思っていたらサッサとはじめてみましょう。
そもそも「トレーニングが必要。はじめなければ……」と思いはじめるのには何か理由があります。
最初に書いた体力の低下や、カラダの衰えを感じたのかもしれません。
それに伴う技術の低下も理由かもしれません。
残念ながら体力は年々落ちていきます。
年を取っていくのですから仕方がありません。
今、バリバリにやっている学生や、社会人になりたての人も、5~6年も経てば体力の衰えを感じるでしょう。
仕方がないことではあるのですが、少しでも長く競技は続けたいものです。
一線級は退いたとしても、です。
痛いところがなく、楽しんで競技を続けるためにトレーニングをしていきましょう。
サッサとはじめて体力をつけましょう。
もちろん体力維持だけでもOKです。
【編集後記】
今日はスキーを。火曜日はボードをしたので
今日はスキーを履いてきました。
予想以上に雪が減っていて、ところどころ土が見えていました。
こんな年は初めてです。
スキーだけで帰ろうと思いましたが、やっぱりボードもしたくなり
ボードも少し。
二刀流は楽しいです。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
・豚の角煮丼