ウエイトトレーニングでリストストラップの力を借りることがあります。購入すれば1500円から2000円以上するリストストラップ。110円でつくれる方法をまとめてみました。
リストストラップとは
ウエイトトレーニングをするときに、種目によってはリストストラップが必要なことがあります。
リストストラップを使ってトレーニングをすれば握力の疲労を気にすることなく、重い重量を扱うことができるからです。
手首にストラップを回しバーに巻き込んで握れば、握力が弱くても(疲労で弱くなっても)重い重量を扱うことができるからです。
ストラップが握力の補助をするからです。
よく使うのは
・懸垂
・シュラッグ
・デッドリフト
・ハイプル
・スナッチ
などです。
ベントオーバーロウでも使えるといわれていますが私はしないようにしています。
ベントオーバーロウは姿勢を保持しなければいけない種目です。
そのため最大重量の測定は望ましくないといわれています。
姿勢を保持して扱うことのできない重量をストラップの力を借りてやるのは危険だと思うからです。
絶対にいけないというわけではなく、私はやらないというだけです。
(ちなみに私がサポートしている選手にはリストストラップの使用をすすめていません。理由はあとで述べます)
リストストラップを使うメリットは
・握力の弱さや疲労をカバーして高重量もしくは高回数トレーニングができる
・てのひらの摩擦が減ってマメできる、皮がむけるのを軽減する
・疲労によるバーベルの落下を防止する
・握力に左右差があってもカバーできる
などです。
もしそのメリットを得たいと思えばリストストラップを使ってみましょう。
そのストラップですがネットやスポーツショップで売っています。
いわゆるメーカーのものだと1500円から2000円以上します。
決して高くはないグッズですが、正直に言えばただの紐です。
私は自分でつくっています。
リストストラップのつくり方
リストストラップのつくり方を紹介します。
まずは手芸屋さんや、100円ショップなどで手づくりバックやベルトの紐に使うプリントテープを購入します。
私は100円ショップの手芸コーナーで「プリントテープ」と言う商品名の紐を買っています。
・幅2.5センチ
・長さ1.5メートル
しっかりとした厚さがあるテープです。
以前厚さのうすいテープを購入しましたが、手首が少し痛かったので避けています。
厚めの紐を選びましょう。
用意するものははさみと、ビニールテープです。
体育会系はテーピングテープを使いますが、汚れると黒くなるので私は使いません。
私は教育学部系ですから。
(体育学部体育学科卒ですが)
ストラップの長さは好き好きですが私は30センチ前後が使いやすく、その長さを使っています。
1.5メートルのプリントテープを買えば半分に切るだけでいいので一石二鳥です。
自分の好きな厚さ、長さを購入しましょう。
そして好きなデザインを。(好きな色はテンションが上がります)
まずはテープを取り出し半分に切ります。
長さは好き好きなので短いストラップがよければ短く切ります。
半分に折り曲げるので倍の長さを切ってください。
半分に切った後、紐の端の前と片方の端の後ろの面を合わせ、ビニールテープで貼るだけです。
前と後を合わせるのも好き好きですが、前後を合わせたほうが手首の上でねじれなくなります。
それで完成です。
切って→合わせて→テープで貼る
110円とビニールテープでリストストラップの完成です。
これで高重量を扱うことができれば安いものです。
ちなみに趣味でピンクの星柄にしましたが使用すると汚れます。
単色のほうが汚れは目立ちません。
自分で好きなデザインを選べるのはうれしい限りです。
ちなみに右の赤色ストラップはウエイトリフティングの練習のとき使っています。
リストストラップの使い方
110円でつくったリストストラップの使い方です。
①手首にストラップをしっかり巻きます。
ストラップと手首に余裕ができないようにするのがコツです。
②ストラップをバーの下から巻き込みます。
きっちりと余裕がないようにバーに巻き込みます。
自分の利き手と反対の手からやるのがコツです。
利き手は器用なので片手でもストラップを巻き込むことはできますが、逆の手は片手でやりにくいものです。
まずは利き手ではない方でバーを握り、利き手でシャフトに巻き込むのをサポートします。
サポートがあれば余裕ができないように回すことができます。
③次に余分なストラップをバーに数回巻き込み、それをしっかり握ります。
利き手側も同じようにバーを握り、ストラップを巻き込めば完成です。
これで何割増しの重りが扱えます。
重量にチャレンジしてみましょう。
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ちなみに私がサポートしている選手にはストラップの使用をすすめていません。
ストラップを使わなくてはいけない重量をプログラムすることもありませんし。
ターゲットの筋肉といっしょに握力も同時に強化したいという思いがあります。
重りを床に落とさないのもこの理由からです。
(最後までバーを握って重りをコントロールするため)
ストラップを使って高重量でトレーニングをする。
別の機会に個別で握力の強化をするのも方法ですが私はやっていません。
それぞれの目的に応じてストラップを使いましょう。
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110円でつくれるリストストラップを紹介しました。
不器用な私でも簡単につくれます。
過去、選手にもいくつかプレゼントしたことがあります。
メーカー品ではないのですが、冒頭の写真のようにピンクの水玉もつくれますし。
(センスを疑われるかもしれませんが)
手づくりストラップの強度ですが間違いはありません。
もし壊れてもまたつくればいいですし、私は壊れたことがありません。
金沢学院大学ウエイトリフティング部のキャプテンがストラップのつくり方を教えてくれたのですから間違いはありません。
私たちの想像を超える学生のトレーニングでも使っています。
私はストラップを、いくつかのバックに入れています。
バックが変わっても忘れないためです。
(今は肩が痛くてトレーニングできていませんが)
ストラップを使ってみたい方はぜひ。
簡単につくることができます。
【編集後記】
友人とあるビッフェに行ってきました。
いつもは野菜サラダ、果物、スィーツがバイキング形式です。
コロナウイルスの影響で、野菜サラダのみオーダー(お代わり自由)でした。
こんなところにも影響が出ているのですね。
それでもお客さんはにぎやかでした。
スタッフが一組一組にサラダバー中止の説明をしているのが大変そうでした。
友人と楽しくおいしく食事をいただきました。
ちなみに友人は2回、私は3回サラダをお代わりしました。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
・楽天ポイントカード(反応せず)