後輩や友人からその本人にとってはツライ報告を受けるときがあります。そんなときはいろいろ質問せずに、まずは静かに聞いてあげましょう。
*道のわきにて (静かに咲いています)
まずは聞いてあげる
ある程度の年齢になると、仕事やプライベートなことを問わず、また後輩や同僚、友人を問わずいろいろな報告を受ける機会があります。
・報告を受けた自分(私)にとってうれしい報告
・報告をしてきた本人にとってうれしい報告
などを受けるときはとてもうれしいものです。
また楽しい報告を受けるのも同様です。
反対にうれしくない報告やショッキングな報告を受けたときは冷静をよそいつつ、顔が曇ってしまうものです。
自分(私)にとっての悪い知らせは仕方がないことです。
動揺を隠しつつ、冷静に報告を受けるしかありません。
しかし、後輩や友人にとってツライ報告を受けたときは対処の仕方があります。
対処の仕方はとても重要です。
報告の受け方こそ大切で失敗できないことだからです。
報告の受け方を間違えると、報告してきた本人をさらに傷つけることになります。
最悪の場合、
・「わざわざ報告しなければよかった」
・「二度と報告しない」
・「あなたにはもう本心を打ち明けない」
などと思ってしまうものです。
「勝手に報告してきておいて」
などとは思ってはいけません。
その対処の方法には、
・さらりと聞いてあげる
・そのときいろいろ質問しない
・もし気になったらあとで話を聞く
があります。
対処の方法はいくつかあるのでしょうが、私はこれを重視しています。
ツライ報告こそ、あっさり聞くことにしています。
いろいろな対応を受けてきて感じたこと
どうして上記のようにあっさりした対応をするようになったのか。それは私がいろいろな対応を見てきたからです。
私はこれまで、そのときの上司に十数回ツライ報告をしてきました。
毎年、上司は違っていましたから十数人の上司に報告したことになります。
恥ずかしながら、十数回以上、私にとって悪い報告をしてきたのです。
それは教員採用試験の不合格の報告でした。
前日に不合格の通知を受け取り、次の朝一番に校長に報告にいっていたのです。
私は大学を卒業後、教員を目指しながら講師をしていました。
⇒体育の先生を目指したのは、おじいちゃんに前転をほめられたから。
いろいろ努力しましたが残念ながら正規の教員にはなれませんでした。
14年前に木島病院の院長にチャンスをもらい、今の仕事につながっています。
教員にならずトレーニングコーチになれたのは、それはそれでうれしいことです。
⇒トレーニングコーチをしたいと思ったら、まずは資格にチャレンジしてみましょう
大学を卒業してから14年前までは常勤講師をしながら毎年、教員採用試験を受けていました。
夏までに筆記試験と実技試験、面接試験を受験します。
秋になれば合否発表です。
不合格通知をもらうと、勤務先の校長にまずは報告。
そのあと教頭や、部主事、先輩や同僚に伝えるようにしていました。
毎年ある程度の予想はしていましたが、実際に通知を受けるとツライものがあります。
まして朝一番に校長への報告ですからいろいろなおもいもありますし、多少のストレスもあるのです。
朝、いろいろなおもいをもち校長に報告にいきます。
そこで校長の報告の受け方に接し、上記のタイトルになるのでした。
(もちろん、教頭や上司、同僚などの受け方もありますがインパクトはその比ではありません)
どんな報告の受け方があったのか
朝一番に校長に報告。校長のどんな報告の受け方があったのかまとめてみます。
書類(自分の仕事)に目をやりながら報告を受ける
最低のパターンです。
「百歩譲って半歩戻って」忙しいのもわかります。
しかし数十秒の報告です。
仕事上の悪い報告でもありません。
あなたにとっては、あまり関係のない、いち講師のことですから仕方がないのですが。
でも教育者としてはどうかなと。
上司である前に先生でしょうと。
残念な話です。
思い出に残る校長です。二度と忘れませんけど。
「○○先生はどーだった?」と聞く
報告を聞いたあと、すかさず「○○先生はどーだった?」と聞くパターンもありました。
学校には同じような年齢の講師が数人いるものです。
全員が試験を受けています。
朝一ですからおそらく私が一番はじめの報告です。
上司としては他の講師のことも気になるのでしょうが……。
・私の報告をしていているんですけど
・人のこと知らないですよ
・本人に聞いてくださいよ
と、内心思っていますがもちろん声に出しません。
「えっと、ちょっと」
ごまかしていました。
難しかった?発表は昨日?○○先生はどーだった?
質問攻めも今は勘弁してほしいかなと。
気持ちはわかりますし、比較的親しくさせていただいた校長に多かったような。
「今は察してくださいよ」
という思いになる人が多いのではないでしょうか。
私はそうでした。
あとで情報は集まってくるでしょうし。
校長なんですから。
「わかったよ。報告ありがとう」
いっけん、感情がないように思えますが、これが一番救われました。
「また頑張ってね」
など、つけくわえてもらえれば、お世辞でもうれしいものです。
あまり多くはしゃべらないことも、ときには大切だなと思ったものです。
このような体験があり、私はそんな場面ではあまり話さない(聞かない)ようになりました。
もちろん人によって感じかたは違うでしょうが。
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過去にこのような対応を受けてきました。
・校長と普段のコミュニケーションが足りないのでは
・勝手に報告しておいて
・忙しいんだよ
・校長には関係ないから
・どうせ講師だから
なと、いろいろな要因や考えかたもあるでしょう。
それは決して悪いことではなく、たまたまだったかもしれません。
もちろんそのように対応される私に問題があったのかもしれません。
それはそれで仕方がありません。
しかし私が「?」と思ったことは事実です。
自分にとってツライ報告は、勝手にしていることかもしれません。
報告を受ける側には直接関係ありませんし。
もしも余裕があれば、さらりと報告を受けたいものです。
本人がおもいきって報告しているのか、あまりショックを受けないで報告をしているのかはわかりません。
ならば、いろんなおもいを持ち、おもいきって報告しているのを前提に報告を受けるのがいいのではないでしょうか。
もしも詳細を知りたければ、今ではなく、少したったあとに聞けばいいでしょう。
本人にとってツライだろうと思う報告を受けたときは、静かに聞くように心掛けたいものです。
【編集後記】
ひさしぶりに友人とファミレスでお茶をしました。
わずかですが日常を感じました。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
・あるオンライン視聴(サーバーダウンのため視聴できず)
・マスクエチケット入れ ドラえもん