トレーニングをするからには効果を出したいものです。トレーニング効果にはいくつかの種類があります。
効果の種類についてまとめてみました。
*エニタイムにて
すぐ現れる効果と、あとから現れてくる効果
トレーニング効果には、すぐに現れる効果と、あとから現れてくる効果があります。
トレーニングは刺激に対してカラダを適応(慣れ)させていく過程のことです。
適応によって得られた変化がトレーニング効果なのです。
レーニング効果には、すぐに現れてくるものから、一定の期間をおいて徐々に現れてくるものがあります。
大きく分けて
・「短期的適応」
・「長期的適応」
といいます。
もう少しわかりやすくまとめてみます。
トレーニング効果の種類
トレーニング効果の種類です。
トレーニング効果ですが、きっちり分けられるものではありません。
環境や、トレーニング内容、人によって多少の違いがあります。
違いだけではなく重なっているところもあるわけです。
大まかな、くくりと思ってみていただければと思います。
即時効果
即時効果とよばれるものです。
やっている途中、もしくは数日の間に現れる効果です。
技術の獲得や戦術などがこれにあたります。
・ちょっとしたコツをつかんだ
・すぐにできるようになった
などです。
また
・疲れた
・筋肉痛になった
・カラダが動くようになった
なども効果です。
筋肉痛や疲労はマイナスのイメージですが、それも効果のひとつです。
(疲労によってプラスの効果が隠れていることがあります)
急性効果
即時効果よりもほんの少しあとに現れる効果が急性効果です。
数日から数週間に現れるといわれています。
・重さに慣れてきた
・回数ができるようになってきた
・平気でできるようになってきた
(疲れなくなった)
などです。
研究によると4~12週間で効果が現れるといわれています。
「一ヵ月もすれば仕事は慣れるだろう」というやつです。
遅延効果
名前のように遅れてくる効果のことです。
トレーニングを終了したあと、少しの期間が過ぎたころから現れてくる効果です。
・スピード
・爆発力
などがこれです。
集中的に8~12週間行ったトレーニングのあとに出てくる効果と言われています。
蓄積効果
何か月、何年もかけて、やっと現れる効果が蓄積効果です。
・それにかけてきた時間(年月)
・上記3つの効果の積み重ね
によって「やっと」現れる効果です。
・ベテランだからこそできる技
・筋肉モリモリのカラダ
などは蓄積効果のたまものです。
余剰効果
トレーニングをやめたあと(中止)でも、まだ残っている効果です。
長い間やってきたトレーニングを停止したからと言って、次の日にこれまでの効果が急になくなるわけではありません。
「デイトレーニング」とも言いますが、トレーニングによって一度獲得したモノはすぐにはなくならないのです。
もちろんスピードやパワーは数日で低下します。
しかし筋力や持久力は30日くらいもつのです。
超一流の選手がケガで試合を数週間外れても、しっかりリハビリをすればすぐにカンバックしてきます。
体力もそうですが、身につけた技(技術)はすぐにはなくなりません。
これが余剰効果です。
「久しぶりにやったけど案外できる」
そんな体験は誰にでもあるのではないでしょうか。
トレーニング効果は時間とともに変化していく
5つの効果を説明しました。これまで書いてきたように、トレーニング効果は時間とともに変化していきます。
トレーニングが正しく行われれば即時効果のようにトレーニング中から効果が現れます。
もちろん小さな効果ですが。
数日後から現れるのもありますし、数か月後にやっと現れるものもあります。
トレーニングを終了してから現れるものもあるのです。
では
「トレーニングを継続していけば、時間経過とともに必ず大きく向上していく」
そうなればいいのですが、そんなに都合よく行くものではありません。
ずっと向上していくだけではなく、停滞したり、低下したりすることもあるのです。
(プラトーやスランプなどで)
そして、トレーニングを開始して、はじめのうちは劇的な効果が現れても、次第に効果の変化は少なくなっていくものです。
このように効果の現れかたには波があります。
しかし長期的にみていけば、全体的に緩やかに効果があがって行くのです。
そのことから、
・すぐに効果が現れても喜ばない
・なかなか効果が現れなくても落ち込まない
そのように思ってトレーニングを継続していきましょう。
【編集後記】
今日は前職の病院体育館でアスリートのサポート。
(先日の大会で種目別ジュニア日本新記録を出しました)
広い体育館でサポートをしているのですが、
今後ワクチンの接種会場になるかもしれないとのこと。
コロナのワクチン接種がリアルに感じてきました。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
・ワタミの宅食 手毬