教えてもらうには、「教えていただく」気持ちでお願いをする。

人にものを教えてもらうときは、「教えていただく」気持ちでお願いしましょう。

 

「教えていただく」は「教えてもらう」の謙譲語

謙譲語は自分が下がり、相手を敬うことばです。
正式には「教えていただけませんでしょうか」ですが、それが短くなって「教えていただく」に
なりました。

人に教えてもらうには、相手が誰であろうと謙虚な気持ちでお願いしなくてはいけません。
大先輩や、大御所には比較的謙虚な気持ちで接することができるでしょう。
しかし、同年代だったり、友人だったりすると少し違ってきます。
まして、年下の場合には、よほどの大物ではない限り、謙虚な気持ちで聞くことができないことも
多いのではないでしょうか。

自分のわからないことを聞くのですから、相手が誰であろうと、
相手を敬い、教えていただけなければいけません。

社会一般的によく言われていることですが、なかなかそのようにはいきません。
今回は教えてもらうことについて書いてみました。

教えていただくコツ

人にものを教えていただくには、コツがあります。

大学を卒業して14年間、公立学校の講師として、多くの児童生徒に教える仕事をしてきました。
13年前に仕事が変わってからは、中高年の方の健康体力指導をしてきました。
私は、人に物事を教えることを仕事にしています。

仕事では教えることをしてきましたが、教えてもらうこともたくさんしてきました。

・スキー
・スノーボード
・オリンピックリフティング
・トレーニング

などです。
それぞれに師匠がいて、本格的に教えてもらいました。

人よりほんの少しだけ、教えることや、教えられることの経験が多いので、
私が思う(やってきた)教えてもらうコツを紹介します。

素直であること

これが一番大切です。「教えてもらったことを素直にやる」これに勝るものはありません。

教えてもらうのですから、相手は自分より、経験や実績があるはずです。
素直に聞くことが一番の近道ではないでしょうか。

・素直に聞く
・言われた通り素直にやってみる

これは最強です。

「でも」、「だけど」、「そうは言うけど」は言わない

教えてもらった直後に、「でも」や「そうは言うけど」を言わないようにしましょう。

教えた直後にそのように言われることは、教える人の気持ちを萎えさせます。

私は教えてもらう立場のとき、はじめのころはよく言っていました。
自分の中に何か思いがあり、それと違うことを教えてもらったように思えてしまい、
そんな発言になったのでしょう。
決して悪気があったわけではありません。

しかし、教える立場になったとき、それらの言葉がいかに多いかを知りました。
悪気はないと思っていますが、「またか」と思ってしまいます。
理論立てて言っても、また「でも」と言われます。
何を言っても言われるのです。

中には反射的に言ってしまう、口ぐせになっている人もいます。

教えてくれる人に「どうせまた言うでしょ」と思われたら損です。
「でも」は使わないようにしましょう。

疑問に思ったことは、教えてもらった直後ではなく、
後で違う形で質問をしましょう。

教えてもらったらすぐにやってみて、報告する

すぐにやることと報告することはセットです。

私も腰が重くて、すぐにやれないタイプですが、徐々に直してきました。
すぐに動いてみて、そのあと報告をすると、フィードバックがもらえます。
「フィードバック」とは振り返りのためのアドバイスです。

改善点や、修正点を早いうちに教えてもらえれば、上達のスピードが上がります。

そして、教えたことをすぐに実行してもらえると嬉しいものです。

「教えた甲斐があった」と思われるように

「教えた甲斐があった」と思ってもらえれば最高です。

教えてもらったことを

素直に聞いて→すぐにやってみて→すぐに報告して→フィードバックをもらい
→素直に聞いて

とやっていけば、自然と上達スピードが上がっていきます。
教えてもらう人の能力や技術がどんどんアップしていきます。
サイクルが回りだします。

そして教えている本人も、どんどんアップしていく姿をみると
もっと詳しく教えたくなります。

サイクルが回れば、どんどん能力などがアップしていき、
さらに教えてもらえることが増えるといった好循環になります。

教える側も、教えられる側も相乗効果です。

そして「教えた甲斐があった」と思ってもらうのは
教えていただいた方への最高のお礼になります。

 

【編集後記】

ランチ、夕食と別の友人と食事をしました。
さすがに夜は早く切り上げました。
2か所とも初めての場所でした。

料理もおいしく、楽しい時間でした。
カロリーはオーバーしましたが。

 

 

【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを

・ある打ち合わせ
・塩だれミックス(お土産)

 

 

 

おしらせ 2  
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