私には各分野に師匠がいます。センスのない私にある程度の結果を出してくれました。
私が大好きな写真。AT師匠が試験前送ってくれた写真です。
師匠の特徴
私には師匠と呼べる人が何人もいます。
直接教えてもらった人から、書籍やブログなどで影響を受けて、勝手に師匠と思っている人を含めてです。
そのことを人に話すと「あなたは根っからの子分肌じゃないの」と、からかわれます。
決してそうではないのですが、その分野に少しでも秀でていれば、素直に尊敬してしてしまう私がいます。
トレーニングコーチを仕事としているので、教えることは大好きですが、習うことも大好きなのでしょう。
「師匠」
新選国語辞書(小学館)によると
1.学問・技術などを教える人。先生。
2.落語家・浪曲家・講談師などを尊敬してよぶ語
と、あります。
私のいう「師匠」は、いまでも全員、尊敬しているので
2の意味の「師匠」ということになります。
面白いことに、私の師匠はみんな共通点があります。
それはみんな、「ちょっと変わった人」なのです。
そう言うと、みなさん怒るかもしれませんが、
私には、ちょっと違ってみえました。
それぞれの師匠
あることが上手くなりたいと思ったら、2通りの方法があると思います。
・自分で努力して挑戦していく
・人に習って挑戦していく
上手くなりたいのならば、挑戦していくのが大前提です。
コツコツ一人でやっていくのが得意な人。
人に習ってやるのが得意な人。
私は何からやっていいのか、わからないタイプなので、
初めから習うようにしています。
スキーの師匠
大学の授業でスキーの2級をとりました。スキーが大好きだったので、社会人になったら1級をとって、いつかインストラクターになりたいと思っていました。
社会人になってからは、冬の間、土日はもちろんのこと、
平日はナイターを含め、30日以上スキー場に通いました。
でもなかなかうまくなりません。
そこで、知り合いの友だちだった、スキーのインストラクター
に頼みこんで、習うことにしました。
(頼んだ経緯や、濃厚な4年間は今後ブログに書きます。)
スキーを習ったKT師匠からは、私がインストラクターに
なるまでの4年間、たくさんのことを学びました。
師匠には1級合格、3回目に合格したスキーインストラクター(SAJ準指導員)をとるまで、基本を教えてもらいました。
普通に行けば2年かかるところ、私は4年かかりました。
できが悪い弟子でした。
師匠が人とちょっと違ったところは
・基本に徹底的にこだわる
・細かいことが得意
・器用
・極度のめんどくさがり屋
プルークボーゲンという種目があります。
まず初めに、初心者が学ぶ「ハの字」というやつです。
延々とやらされました。親子がそりで滑るような斜面を
延々とです。練習が終わってスキーパンツを干すと
裾が「ハの字」になっているんじゃないかと、
周りから笑われていました。
何とか4年でインストラクターになりました。
スノーボードの師匠
私がスキーを習い始めた頃、スノーボードの師匠になるKMさんは
スノーボードを始めました。
KM師匠は私がスキーを習っている頃、ボードの腕を上げ、県の大会や、全国大会でも上位の成績をおさめていました。
師匠は職場の後輩でした。
スノーボードを習うきっかけは、スキースクールでした。
当時はスキースクールで教えていたのですが、
インストラクターの控え室にはボードのインストラクターも待機していました。
レッスン終了後、ボードを教えてもらい、その魅力にはまりました。
どうしてもスノーボードも上手なりたい。
インストラクターにもなりたい。
と、思い、よく知っているKMさんに習うことにしました。
KM師匠には、2級、1級、インストラクター(SAJスノーボード準指導員)になるまで丸2年間、教えてもらいました。
スキーと違い、一回も不合格がなく最短でインストラクターになれました。
KM師匠の人とちょっと違ったところは
・自分でも変わり者だと言っているところ
・こだわりがものすごくあるところ
・道具を使い倒すところ
・ストイックさがあるところ
などです。以前ブログでも書きましたが、
私が毎年、スキーの板を買い替えていた時
「今の板、乗り込まないと乗りこなせないよ。新しい板もいいけど、乗りこなす前に次の板になるよ」
と、言ってくれたのが師匠でした。
私の道具に対する考え方が変わりました。
トレーニングコーチの師匠
私はトレーニングコーチを名乗っていますが、
この言葉を教えてくれたのがOK師匠。
13年前、難しいと言われる健康運動分野の
民間資格を取ったばかりでした。
その資格で転職も決まり、自信満々の自分がいました。
あるとき、セミナーに参加して衝撃を受けます。
「プロフェッショナルは北陸地域にもたくさんいるんだ」
と。
中でも北信越支部の代表のセミナーが心に刺さり
次の休日、OK師匠のジムを訪ねました。
素性もよく知らない私の話をじっくり
聞いてもらいました。
たくさんのアドバイスをくれました。
ものすごい刺激を受けて、1時間30分の帰りの道が
あっという間だったのを覚えています。
その後も、ことあるごとに、訪ねていき、
今の仕事の根本的なことを教えてもらいました。
OK師匠のちょっと違ったところは
・プロフェッショナル
・誰でも受け入れてくれる器量の広さ
・言ってくれた言葉が、あとになればなるほどわかる
・師匠の話は何時間でも聴いていられる
ということでしょうか。
オリンピックリフティングの師匠
ある協会の関西支部の代表だったAT師匠。
私は、どうしても協会の実技試験の検定員になりたくて、
それに向けて、トレーニングをしていました。
検定員になるには実技試験があり難易度も高いと評判でした。
その中でもキーとなる種目が
・ハングクリーン
・ハングスナッチ
師範能力が問われます。
1種目3回試技をするのですが、
その再現性も必要とされます。
これは一人では無理だと思い、以前から習うのは、この人だと
思っていた人に習うことに決めました。
それがATさんでした。
当時、師匠は京都でジムを経営していました。
私はそこにパーソナルトレーニングを受けに行きました。
金沢から高速バスで向かい、90分のレッスン。
すぐに金沢に帰るというのを合計10回ほどしました。
片道4時間30分です。
残念ながら1回目での合格はなりませんでしたが、
2回目の試験では8人中、私だけ合格という、うれしさを味わいました。
AT師匠のちょっと違ったところは
・セルフチェックのやり方を教えてくれたところ
・一緒にトレーニングしてくれたところ
・ボディービルダーをやっているところ
・常に栄養補給のことを考えているところ
・ストイックなところ
ボディービルダーというだけで、人との違いです。
常に教えてもらえないので、自主練の時の、
セルフチェックのやり方をたくさん教えてくれました。
それが今の私の指導にも役立っています。
師匠の共通点
個性の強い師匠たちですが、共通点がありました。
教えるのが上手いのです。
すべてにおいて、わかりやすいのです。
・シンプルな言葉
・悪い例の見本がうまい
・一緒にやってくれる
・休憩のタイミングが絶妙
・疑問点も、すぐにわかる回答
など。
覚えの悪い私に、何とか結果をださしてくれました。
感謝です。
師匠からはたくさん技術を学びましたが、
教え方も学んだような気がします。
私がトレーニングを教えている根本のところは
4人の師匠から学んだことです。
ちょっと人と違ったところ、
ちょっと変わった人
が、
師匠選びの参考に
なるのではないでしょうか。
おまけ
昨日、何回やってもダウンロードできなかったアプリ。
簡単決済の問題だと思っていったauショップ。
auショップでも解決できず、ショップからアップル担当者に電話を取り次いでもらったけど解決できず。諦めました。
が、今日あっさりダウンロード、簡単決済できました。
昨日半日の貴重な時間はいったい何だったんだろう。