スノーシーズンがまもなく終了しますが、そろそろ春スキー(ボード)シーズンも始まります。春スキー(ボード)で気をつけたいことをまとめてみました。
春シーズンは少し違う
スノーシーズンと春シーズンには少し違いがあります。
3月になりスキー場の雪もたくさんとけてきました。
石川県のスキー場も3月21日でクローズです。
雪がとけてきたとはいえ、まだまだ雪はあります。
がんばれば営業はできるのでしょうが大人の事情でしょうか。
(以前は4月の第一週まで営業していたことがありました)
スキーやボードが好きな人は、まだまだこれから県外に滑りにいくでしょう。
友人たちもゴールデンウイークスキーツアーの予定を立てていましたし。
これからは春スキーです。
十分に楽しみたいものですが、スノーシーズンと違うところがあります。
トラブルもあるので気をつけたいものです。
気をつけなければいけないこと
春スキーで気をつけなければいけないことをまとめてみます。
リフトから、油の落下
リフトから垂れてくる油に気をつけましょう。
リフトからの油の落下は仕方がないものです。
夜に固まった油が、気温の上昇とともに緩んできて、ポタポタと落ちてきます。
お気に入りのウエア、ヘルメットは油で汚れてしまいます。
リフトのどこに座れば油がかからないかと、以前研究しました。
ペアリフトの左右
トリプルの右・真ん中・左
クワッドの右・2番目・3番目・左
それ以上のリフト
など、いろいろ座ってみました。
結論。
わかりませんでした。
どこに座っても油は落ちますし、どこに座っても落ちません。
結局、運・不運のみです。
油は落ちるものだと覚悟しておきましょう。
ちなみにウエアに油が落ちたときは、そっと息で吹くか、雪玉に油を吸わせましょう。
決してグローブで触ったり、何かで拭いたりしないでおきましょう。
ウエアに油がしみ込んでしまいます。
ゲレンデでの隅は気をつけて
ゲレンデの隅は気をつけてください。
朝のゲレンデの隅はまだ人が滑ったあとがなく、滑るととても気持ちがいいものです。
しっかり圧雪して整備してありますし。
しかし、すぐゲレンデの隣は、がけになっています。
シーズン中も、がけなのですが、雪が多く、多少コースアウトしても大丈夫です。
しかし、春シーズンは土がむき出しです。
バランスを崩し、コースアウトすると土や大きな岩などに激突する可能性があります。
シーズン中のようにゲレンデの隅は滑らないでおきましょう。
もしも滑るときはスピードコントロールを。
日陰に気をつけて
日陰になっているところは慎重に滑りましょう。
スキー場には木々がたくさんあり、まさにザ・アウトドアです。
林道を滑るのは最高に気持ちがいいものです。
また日向と日陰とのコントラストになっている斜面を滑るのも絵になるものです。
しかし、日向と日陰では同じゲレンデでも雪面状況は全く違います。
日向のような柔らかい雪面のイメージで日陰に入ってしまうとたいへんです。
柔らかい雪から突然アイスバーン。
もちろんスノーシーズンでもそのようなことはあります。
春スキーは気温が高く、日向と日陰の温度差が出てくるのです。
転倒したり暴走したりすることがあるので日陰に入るときは慎重に滑りましょう。
ゲレンデの段差に気をつけて
ゲレンデの段差に気をつけましょう。
スキー場は夜や、早朝に圧雪車でゲレンデを整備します。
スノーシーズンでは、どんどん降った雪を圧雪しますし、圧雪したその上に、さらに雪が積もることがほとんどです。
しかし、春は、ほとんど雪が降ることがなく、降ってもわずかです。
前日にたくさんとけた雪を圧雪するので、どうしても段差ができてしまいます。
もちろん圧雪車の運転手の力もあるのですが、あまり上手くない運転手の場合、さらに段差ができてしまいます。
上記の写真は3つの段ができています。
この段に引っかかってしまい、転倒する可能性があります。
段差には十分、気をつけましょう。
シーズン疲れを考慮する
シーズン疲れを考慮しましょう。
春スキーをやる人はスノーシーズンもたくさん滑ったことでしょう。
スキーのオフトレをやっていた人もいるでしょうが、シーズン中はやっていない人がほとんどではないでしょうか。
約3か月にわたるスキーやボードで体力は落ちているはずです。
もちろんスキーやボードでの運動はしていますが、強度は少ないものです。
スキーやスノーボードは、ほとんどリフト移動ですし、重力に逆らわないスポーツです。
(高いところから低いところに落ちていくスポーツ)
おもいのほか体力は使っていません。
シーズン中はご飯もおいしいでしょうし。
残念ながらオフシーズンに鍛えた体力も落ち、疲労も溜まっているはずです。
もしかすると痛いところもあるかもしれません。
そういった状況で、春スキーは負担が大きいものです。
ましてオフトレをしていなかった人は、疲労がたくさんたまっているはずです。
しかし気分は春スキー。
今まで滑ってきたスノースキーとはちがい、新鮮に感じるはずです。
気分はマックス、
疲労はマックス
体力は低下
その状態でスキーやボードをすればケガをしてしまいます。
カラダの疲労も考慮しましょう。
人がいなくても飛ばさない
人がいなくても飛ばさないようにしましょう。
スノーシーズンとはちがい、春スキーは人が少ないものです。
スキーやボード大好き人間が集合して、多いときもありますが。
天気がよく、視界も良好、人が少なければ「ぶっ飛ばす」しかありません。
しかし、上記にあげたように気をつけなければいけないことがたくさんあります。
リフトの油を除けば、ケガにつながります。
そんなケガの可能性があるのに、うれしくなり「ぶっ飛ばす」ことをしてしまえばたいへんなことになります。
安全に滑るのが一番です。
今からはじまる春スキー。
ケガをしないように、春スキーのシーズンが終わるまで楽しみましょう。
【編集後記】
あるZoom会議に出席。
今年度の予定を話し合いました。
年に数回ある講習会の講師を選定。
第一候補の方が決まったのですが、
「もしも都合がつかなければ……」
補欠に私が決まりました。
補欠は気楽ですが、やっぱり補欠は……。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
・親子丼 ほっともっと