人は不安だったり、思ったどおりに上手くいかなかったりすると、自己否定をしまいがちです。すると、どんどん自己否定の底なし沼にハマってしまいます。そうならないように、苦手かもしれませんが自己肯定をしていきましょう。
*美ら海水族館にて
自己肯定は苦手なもの
自己肯定を上手く利用し、自分の気持ちを高めるのが得意な人もいますが、多くの人は自分を肯定することは苦手ではないでしょうか。
自己肯定とは
・自分に自信がある
・自分が大好きである
・相手に振り回されない
・軸がある
・主体性がある
・行動力がある
・前向きにとらえられることができる
など、他人の評価を気にせず、比べず、自分を認めることです。
不安を恐れず、自己否定をしないで、積極的に生きているイメージがあります。
誰もがその自己肯定を持てばいいのですが、
何かに失敗したり、他人に圧倒的な力の差を見せつけられたりした時は、
自己肯定感どころか、自己嫌悪に陥ります。
自己を肯定する気持ちを持つことは難しいことであり、苦手なことであります。
間違いなく私もそのタイプでした。
ちょっとしたことで、自分を否定してしまう傾向にあったのです。
自己否定は「ないないマインド」
苦手ではあるのですが、自己肯定をするようにしています。自己否定は「ないないマインド」だからです。
最近よく「ないないマインド」と「あるあるマインド」という言葉を意識しています。
いろいろな人が、さまざまな言葉で言っていますが、
私はこの言葉が気にいっているので使っています。
「ないないマインド」とは「足りないマインド」とも言って、
自分の足りないこと、無いことをずっと考えている気持ちのことです。
・あの資格が足りない
・あの分野が苦手
・あれを持っていない
・これもない
・あの人から比べたら全然ダメ
・まだまだ実績がない
・まだまだ自信がない
・一度もやったことがない
「何でもかんでも、ない、足りない」と、ないことにフォーカスした気持ちです。
洋服のクローゼットがパンパンなのに、「着る服がない」、
「合わせる服がない」と迷っている状態に似ています。
どんどん買っていっても、いつも同じことの繰り返しで、
決して満足はしないのではないでしょうか。
そんな時はどうするでしょうか。
洋服を一度整理すると、
・あんな服もあった
・こんな服も持っていた
・2年前買っていた
・この服の存在を忘れていた
など、処分しなければいけない服も出てきますが、
思いのほか、多く持っていることに気がつくのではないでしょうか。
「あれも、ないない」「これも、ないない」といつも思っていると、
「自己肯定」に気持ちが向くことがなく、
「自己否定」に向かってしまうのではないでしょうか。
自己肯定を持つヒントは「あるあるマインド」
「あれもない、これもない」と思っていれば、自己肯定はなかなか持てないものです。「あれもある、これもある」と「あるあるマインド」を持つことが、自己肯定を高めるヒントになるのではないでしょうか。
「あるあるマインド」は「ないないマインド」の反対です。
反対と言っても、まったくの反対ではなく、コインの裏表のように
反対だけれども同じものだというイメージを私は持っています。
上記で例に出した洋服の入ったクローゼットの話。
持っていない(ない)洋服に気持ちをフォーカスすると、
洋服を延々と買わなくてはいけなくなります。
もし財力があって、好きなだけ洋服を買ったとしても、
「まだ、ないない」とエンドレスです。
すべての洋服を買えるはずもありませんし。
それよりも、整理は必要かもしれませんが、持っている(ある)洋服を確認して
取り出せば、思いのほか持っていることに気がつき、
コーディネート?スタイリング?ができるかもしれません。
私たちも、
・今、持っているもの
・今、身に着けているもの
・今までやってきたこと
・得意なこと
・褒められたことがあること
・誘われたことがあること
・選ばれたことがあること
・苦痛に感じないこと(没頭できること)
を整理して、コーディネートしてみれば
意外と持っていることに気がつくかもしれません。
思いのほか、持っていると気がつけば、他人と過度に比較したり、
他人の評価を気にしたりすることは少なくなります。
過剰な自信は危険ですが、ちょっとした自信を、どこかの分野で
持つことができるのではないでしょうか。
そのちょっとした自信が、自己肯定にも繋がれば、
不安や、うまくいかなかったことに対して、前向きに考えられるのではないでしょうか。
自己肯定は苦手かもしれませんが、ちょっとした自信を見つけて、
それを肯定していきましょう。
【編集後記】
昼までいい天気でしたが、夕方からはあられ交じりの天気になりました。
白山麓のスキー場は、まだ降雪不足でオープンしていませんが、
今夜の天気で雪が積もればいいですね。
私の初滑りは遅いですが。
【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを
・Prime Videoのスタンプラリー