腕を大きく振るスポーツ。
そんなスポーツをやっている選手は、利き腕の肩のうしろが硬くなりがちです。
そんなときは肘を前にやさしく引っ張るストレッチを試してみましょう。
*モデル Tさん(健康運動指導士)
腕を大きく振るスポーツ
腕を大きく振るスポーツには
・野球
・バレーボール
・バトミントン
・テニス
・卓球
・水泳
・ハンドボール
などがあります。
その中でも、利き腕ばかり使うスポーツは、
利き腕の肩だけがとても疲れてしまいます。
(例えば右投げピッチャーの右肩)
人によっては片側の肩のうしろが硬くなり「ぱんぱん」に張ってしまうことも。
硬くなってしまう理由の1つに使いすぎがあります。
投げる動作を例にして説明します。
投げるとき、腕をうしろから力強く前に振り回します。
すると腕は勢いがつき、前に飛んでいきます。
腕の長さ以上、腕が前に行ってしまうと、腕はちぎれてしまいます。
(実際、筋肉や腱があるのでちぎれることはありませんが)
ちぎれはしませんが、腕が伸びすぎるとケガをしてしまいます。
そのため、肩のうしろの筋肉たちは腕が飛んでいかないように。
そして、ちぎれてしまわないように、ブレーキをかけるのです。
それを何回、何百回やっていると、だんだん筋肉は固まってきます。
投げるたび、勢いよく伸びる筋肉を瞬間的に縮むことでブレーキをかけているからなのです。
肩のうしろの筋肉
では、肩のうしろにはどんな筋肉があるのか簡単にまとめます。
主な筋肉は4つです。
上から
・棘上筋(きょくじょうきん)
・棘下筋(きょっかかいん)
・肩甲下筋(けんこうかきん)
・小円筋(しょうえんきん)
です。
この4つの筋肉がいろいろな働きをして肩が自由に動くのです。
(肩関節の内旋・外旋・内転・外転・伸展など)
4つの筋肉を「ローテーターカフ」といいます。
聞いたことがある言葉に変えると「インナーマッスル」です。
前述のように肩を使いすぎると硬くなってきます。
そして使わな過ぎても硬くなるのです。
(通称、四十肩、五十肩がこれです)
そのケアとして、肘を前に優しく引っ張るストレッチをやっています。
注)ローテーターカフの断裂、癒着している場合もあります。
そのときは病院に行きましょう。
ストレッチのやり方
「ローテーターカフ」のストレッチのやり方です。
①まずは腰に手の甲をあてましょう。
写真の彼女は柔らかいので、腰背部に手の甲がついていますが、
硬い人は腰に手をあてましょう。
(腰に手をあてるポーズです)
②片方の手で肘を優しく前に引っ張っていきます。
「優しく前に」がポイントです。
もし肘まで手が届かなければ、ムリをすることはありません。
反対の手を使わずに、肘をゆっくり前に向けていくだけでOKです。
十分なストレッチになります。
③肩のうしろ(ローテーターカフ)にストレッチを感じたら力を緩め、もう一度
優しく前に引っ張りましょう、
3~5回ほどやりましょう。
多くの人は利き腕の方が硬くなっているのではないでしょうか。
(右利きの私、左手は右肘までぎりぎりしかとどきません)
*****
単純なストレッチですが、投げる動作が多いスポーツには効果的です。
ウォーミングアップ、クールダウンに使いましょう。
また、スポーツをしていなくても病院で「四十肩、五十肩」と診断されたら
このストレッチをムリのない範囲でやってみましょう。
■今日のあとがき
4/15(月)朝は午後からの仕事の準備。
ファミレスで少し仕事と読書。
午後からはチームサポート。
前回の説明をしっかり聞いていてくれて
いいフォームでウエイトをやっていました。
感動です。
夕食後、ウォーキング→スーパー銭湯でした。
■Something new Once a day
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