ジャークは「ぼっよ~ん」ファーストプル、セカンドプルは「すぅーがっつん」

ゴルフ漫画「あした天気になあれ」で初心者がゴルフクラブを振るときに「チャー・シュー・メ~ン」といったのはとても有名なはなしです。
ウエイトリフティングでジャークをするときは「ぼっよ~ん」。バーを床から引き挙げるファーストプルは「すぅー」ももの中間から股関節まで引き上げるセカンドプルは「がっつん」です。

リフティング場にて

ジャークは「ぼっよ~ん」このタイミングで

ウエイトリフティングのジャークは肩の前部と鎖骨に乗ったバーを一気に頭上に挙げる種目です。苦手な私は、いつもうまくできません。ジャークは「ぼっよ~ん」のタイミングだと教えてもらいました。

 

ジャークは苦手です。キャッチ(クリーン)はできるのですが、胸にバーが乗ると、重くて、頭上に挙げられる気がしません。
腹・背中を膨らませても、呼吸を整えても、胸を張っても
上手くいきません。
今日もいつものように、ジャークは失敗ばかりでした。
タイミングが悪いのです。

ペアだった大学1年の豊見山(とみやま)くんに
「ぼっよ~ん!という感じですよ」
とアドバイスをもらいました。

恥ずかしながら、声を出して何回かやってみました。
すると、いい感触が。バーが軽く感じるのでした。

「ぼっよ~ん」というタイミングをつかんだのです。
少し解説してみます。

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ジャークはバーを肩の前部と鎖骨の上に乗せた状態で床を踏み、その反動を利用してバーを頭上に挙げる動作を言います。
この動作のポイントは

・手幅は肩より少し広めに構える
・肘は45度程度、スタンスは肩幅程度にとり、直立姿勢になる
・上半身を固定し、膝を浅く軽く曲げ少し沈む
・素早い切り返し動作で床を踏む
・脚力を使ってバーベルを頭上に突き挙げる

などです。このようなポイントでやるのですが、
私は、

「膝を浅く軽く曲げ、沈みこみ、膝の素早い切り替えす」動作のタイミングが分からなかったのです。
そこで「ぼっよ~ん」というタイミングです。

この「ぼっよ~ん」というのはバーの様子をイメージしています。
膝を軽く浅く曲げると、おもりの付いたバーは人と一緒に下に沈みます。するとバーの両サイドにおもりがついているので、バーがしなります。

イメージとしては、プラスチック製の30センチ定規です。定規の両端を持って下に押すとアーチができます。
それがしなりです。
その、しなったタイミングで、両手を離せば、しなりが戻り、上に上がるような感じになります。

バーのアーチ(しなり)も、解放するとなくなり、戻るときにわずかに上昇するのです。
そのタイミングを利用してバーを頭上に突き挙げるのです。
これが「ぼっよ~ん」です。

バーがしなって

しなりが戻るとき、おもりは上昇します。このバーの動きをジャークは利用します。おもりの反動と、バーのしなりの戻りがジャーク動作を手伝います。

 

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このようにバーの動きをイメージするのが
「ぼっよ~ん」でした。

「ファーストプル」と「セカンドプル」

スナッチやクリーン&ジャークをするとき、バーを床から膝前まで引き上げる「ファーストプル」、膝前を通過し、膝と股関節を使い一気にバーを上昇させる動作を「セカンドプル」と言います。

 

床から膝前まで。膝を通過し、太もも半分を超えたら膝関節と、股関節を爆発的に伸ばし、床を踏むまでを「ファーストプル」「セカンドプル」と言います。
タイミングは

「すぅーがっつん」です。

ファーストプルとセカンドプルの動作について解説します。

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ファーストプルは

・スタート姿勢を崩さないようにする(デッドリフト姿勢)省略
・手でバーを引き挙げるのではなく、重さが足腰にかかるように下半身で引くようにする(足で床を押す)
・バーが膝前にくるまで、背中を丸めない
・お尻を先に上げない
・すねは床に垂直
・膝とバーが離れないようにする

セカンドプルは

・バーが膝を通過したら上体を素早く起こし、床を踏めるポジションにする
・踵は床につけておく
・胸を開く(肩甲骨を背骨側に寄せる)
・腕をまっすぐに伸ばす
・バーをカラダの中心に引き付ける
・両足で爆発的に床を踏む
・肘をやや後方に引きながらバーのコースをつくる

などです。今はだいぶん改善されましたが、初心者の頃はセカンドプルができませんでした。バーが重いので、床から一気にバーを引き挙げていました。
初心者によくみられるのですが、床から一気に引くと、セカンドプルの動作ができなくなるのです。

セカンドプルを例えると、
・野球の盗塁の場面。1塁ランナーがリードから、一気に走りだす。
・ジャンプするとき反動動作
・走り幅跳びの助走から踏切
のようなことです。
加速装置と言ってもいいかもしれません。

もしセカンドプルがなければ、

・盗塁はリードのようなスピードで走る
・ジャンプは反動を使わずに飛ぶ
・走り幅跳びは、助走だけで踏み切らない。
になってしまします。

爆発力が出ないのが、何となくわかってもらえたでしょうか。

このセカンドプルが「がっつん」でファーストプルが「すぅー」なのです。

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初心者は焦ってしまい、結果「すぅー」だけで終わってしまい
「がっつん」ができないのです。
私は、さすがに声には出しませんが、今でも頭の中で言っています。
このタイミングがわかると、セカンドプルもできるようになり、記録も伸びました。

取り入れやすい「擬音語・擬態語」

上記の「擬音語・擬態語」はタイミングや、イメージするにはとても分かりやすいです。

 

今日は、ジャークのとき1年生に「ぼっよ~ん」という擬態語を教えてもらったおかげで、バーの動きがイメージしやすくなりました。
私の感覚に合った言葉だったんでしょう。

以前はロケットの発射をイメージして
「スリー・トゥー・ワン・発射!」と声をかけていました。これはこれでいいのですが、「ぼっよ~ん」のほうがしっくりきました。

ファースト・セカンドプルも「よ~いどん!」に変えたり、「よ~いスタート」にしたりしましたが、結局「すぅーがっつん」にもどりました。

たいして違わないような気がしますが…。

結構重要です。

スポーツに限らず、タイミングやリズムが必要な時は
「擬音語・擬態語」を試してみてはいかがでしょうか。

赤ちゃんや子どもの頃はよく使っていましたし。

 

【編集後記】

昨日宣言したCoCo壱番屋のカリフラワーカレーを食べに行きました。
回転ずしの、くら寿司で食べたのと同じでした。コラボ企画だったんですね。
夕食は誘惑に負けて、少しだけ、すき焼きを。
ネギとエリンギを少々。
練習と銭湯で遅めの夕食でした。

友だちに、ご飯誘われましたが、泣く泣く断りました。

 

【昨日のOnce a day】1日1回新しいことを

・はじめてのカレーパン(名前忘れ)
・J.PRESSのバック

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