スキーが趣味のあなたへ。今からの練習も早くはない。オフトレーニングのすすめ

7月も中旬、スキーを趣味としている人にとっては、あと4か月で雪上を滑ることができます。
天然か人工雪なのかは、分かりませんが、早い人は雪上に立っていることでしょう。
それなのに普段、運動など何もしていないスキーヤーもいるはずです。
今から冬の準備をしても早すぎることはありません。今シーズンは今からトレーニングをして雪を待ちませんか。

今年も4本でいきます。

 

雪を待つ

私の友人は、「雪を待つ」をテーマにしています。スキーが大好きで、春でも夏でも、車のモニターからはスキーやボードのDVDが流れています。
私もインストラクターを目指していた時は、春夏秋とスキーのことばかり考えていました。
そんなスキーヤーの方も多いのではないでしょうか。

 

スキーグッズやウエアーなどの早期受注会もそろそろ終わり、今シーズンのマテリアル(スキーの板や、ビンディング、ブーツなどを称していいます)がくるのを心待ちにしていることでしょう。
私は今年まだ一つも予約していませんが、いつもこの時期はくるシーズンに向けて心が躍っていました。
この時期がシーズン中の次に楽しいときかもしれません。

こんな楽しい時期ですが、冬に向けてトレーニングをしているでしょうか。
いわゆる「オフトレ」です。
「ゴルフや、テニス、ランニングをやってるから、しなくていい」の声も聞かれますが、3か月以上もあるスキーシーズンを楽しむために、「オフトレ」をおすすめします。

そういった私も、過去には日ごろの忙しさに流され、スキーに向けてのトレーニングをしていませんでした。
今はトレーニングも仕事ですから、スキーに向けてではありませんが、トレーニングはできています。
トレーニングコーチが仕事ではなかった、20年ほど前は、まったくしていませんでした。
20年前の私に言ってやりたいです。

「オフトレしろよ。スキーがもっと楽しくなるよ。上手くなるよ」と。

・日ごろからスポーツやトレーニングをしていない方
・1か月に1、2回のゴルフだけという方
・散歩しかしていない方

そんな人を対象にブログを書いてみました。
参考にしていただければと思います。

オフトレのすすめ

「オフトレ」いわゆるスキーができないときのトレーニングです。
スキーヤーは「陸トレ」とも言いますが、シーズンオフにやるトレーニングのことです。

 

冒頭にもいいましたが、あと4か月ほどで人工雪(アイスクラッシャー)を含めスキー場がオープンします。
今からカラダの準備をしていおけば、楽しいシーズンになるのではないでしょうか。
そのための準備をまとめてみました。

ウォーキングもしくはジョギング

スキーは重力と戦わないスポーツです。体重もあまり関係ありませんから(趣味においてです)シーズンオフの時ウエイトオーバーの方も多いのではないでしょうか。
体重コントロールも含め、手軽にできるウォーキングやジョギングをまずはおすすめします。

朝夕の涼しいうちにやってください。1日頑張り過ぎて、膝や、アキレス腱がいたくなるのはなしです。
ちょっとでいいので始めましょう。

ウォーキング。飽きてきたらどうするか。5つのことで乗りきる。
今日は歩きたくない!そう思っても歩く3つの方法
ウォーキングを継続させる、ちょっとしたコツ

もちろんスイミングでもいいです。
しかし、心肺機能の維持や、わずかな向上には効果的ですが、筋肉や関節に少しの負担をかけるという意味では陸上のトレーニングがいいかもしれません。
体重過多、関節痛がある方はもちろん水泳でもOKです。

1週間に3、4日できればすごいです。30分以上が理想ですが、もちろん短くても構いません。まずは運動の習慣が目的です。
もしテニスや、ゴルフをしていても、ウォーキングやジョギングの効果は現れます。(見えにくいですが)慣れてきたら、距離と時間を伸ばしましょう。

ストレッチを少々

ストレッチも取り入れましょう。柔らかければいいわけではありませんが、ストレッチはいいことばかりです。

柔軟性向上。よく使われる静的ストレッチ

「カラダが固いとダメ」「ケガをしやすい」とはいいませんが、カラダが固い人は多少なりのコンプレックスを持っています。
筋力トレーニングをしたり、ストレッチをしたりすれば徐々にではありますが、柔軟性は(カラダが柔らかい)向上します。
正しいフォームですること、ゆっくりすること、呼吸を止めないことの3点に気をつければ、雑誌や本をみればできます。

「柔らかければいいわけではない」

と思うようにしましょう。
決して無理はしないでください。

柔らかければいいのなら、中国雑技団の人はみんなオリンピアンですから。

筋トレ。まずはスクワットから

スキーは重力に逆らわないスポーツだとは言え、自分のカラダをコントロールするので、筋力も必要です。雪面と戦わないと言っても、雪面から受ける圧を受け止めなければいけませんから、筋力は必要です。

テクニックでカバーできるのはたかが知れています。
荒れた雪上をスムーズに、力みなく滑っているように見えるトップスキーヤーは筋力に裏付けされたものがあるのです。
想像はできるでしょう。

残念ながら私たちには筋力をカバーできるほどのテクニックもありませんし。

トレーニングですが、フリーウエイトやマシンなどのおもりを使ったトレーニングをおすすめしますが、場所が無かったり、やり方がわからなかったりする人も多いと思います。
そんな人はまず、スクワットからはじめましょう。

・イスに浅く腰掛ける
・足の幅は肩幅より少し広く
・つま先はまっすぐ、もしくは少し開く
・正面を見据えて一気に立ち上がる
・手は胸でも、前ならえ、でもOKです。
・立ち上がったら逆モーションでゆっくりすわる

を基本にやってみてください。
スクワットの基本の基本です。
人それぞれのクセや、修正しなければいけない個所があるので、ココでは書ききれませんが、ネットや本などの動画を見て参考にして下さい。

NSCAジャパン・日本健康運動指導士会制作のリーフレット
「立ち上がろうリーフレット」にはとても分かりやすく書いてあります。
私も指導によく使っています。

できるようになったらイスなしで。
自分の体重だけでは物足りなくなったら、フリーウエイトのできる環境を探しましょう。
町や市や県の体育館にはあると思います。
ウエイトができる環境ならばウエイトを担いでスクワットに挑戦してください。

スクワットは基本中の基本です。
腹筋やるより、コアトレやるより、腕立てやるよりスクワットをしましょう。
スクワットはトレーニングの王様です。
(膝が痛いようならやり方が間違っているかもしれません。フォームを見直しましょう)

道具の準備と一緒にカラダの準備

スキー板のチューンナップを自らしたり、ショップに出したり、したことと思います。
スキーウエアーも注文済みかもしれません。4か月後のシーズンインを前に、道具と一緒にカラダの準備もしておきましょう。

 

早い人は4か月後、雪の上に立っているでしょう。
その時、カラダも準備できていることが理想です。
上記のように

・ウォーミングかジョギング
・ストレッチ
・筋トレ

をして準備をしておくと翌日の筋肉痛は少ないかもしれません。
そして滑りはじめから、気持ちよくスタートできるものです。
大好きなスキーが幸先よくスタートできるなんて最高です。

そしてシーズンも春スキーを入れると4か月以上あります。
途中でバテないようにするためには、今からの準備がいきてくるのではないでしょうか。

今回は、あまりオフトレをしない、スキー大好き人間に向けて書きました。
今からできるトレーニングをはじめて、今年のウインターシーズンを一緒に楽しみましょう。

 

【編集後記】

金沢市にオリンピック直前合宿のための予行合宿に来ているウエイトリフティングのフランス代表が学院大に合同練習にきました。
フランス国旗を振って出迎えました。
女子キャプテンが、直前に覚えたフランス語で歓迎のあいさつをしたのがかわいくてとてもよかったです。
私は仏ナショナルチームの理学療法士と通訳を介してあいさつをしました。
理学療法士ですがトレーニングコーチも過去にしていたようです。
もう少しの間、合宿をしているので近日中に見学に行こうと思います。

 

【昨日のOnce a day】1日1回新しいことを

・いきなりステーキ お経塚店
・Amazon Prime Video 天空の蜂

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