今後サポートしていくチーム。はじめて練習を見るときはココをチェックしています。
*ある高校
はじめてサポートするチーム
10月末より、ある高校のチームをサポートします。
時間や回数は未定ですが、はじめのうちは月に1~2回になりそうです。本日、はじめて練習の様子を見学してきました。
サポート開始前には一度、普段の練習を見せてもらうようにしています。
顧問の先生と、事前に話はしています。先生の思い描くチームのプレイスタイルや、
トレーニングに期待することなどです。
私もできること、できないことも伝えてあります。
開始をする前に、普段のトレーニングの様子を見せて欲しいとお願いし、
今回の見学になりました。
部員は18名。これまではいつも県大会1回戦負けでした。
先生が赴任してからは2回戦も勝てるようになってきたのです。
今年の夏はベスト16でした。
県内には、全国でも優勝を狙う絶対チャンピオンがいます。
そこに、なんとか勝ちたいということで、私に依頼が来ました。
以前、違う団体のトレーニングをしているときに、特別に今回の生徒が参加したことがありました。
それを先生が見て、オファーをしてくれたのです。
光栄なことです。
私にはウエイトトレーニングを中心に、コート上のランのトレーニングもお願いされました。
3つのチェックポイント
見るポイントはいくつかあるのですが、主に見るポイントを3つ紹介します。
ウォーミングアップ
ウォーミングアップは重視しています。
練習や、ゲーム前に筋温や心拍数をあげて、カラダを動かしやすくする。
カラダに一度刺激を与えるとか、障害予防といった目的があります。
もちろんその要素が多いのですが、練習時間が十分に取れないチームには
貴重なトレーニング時間だと私は考えているからです。
ただ、カラダをほぐすことや、練習・ゲーム前のルーティン
(本番に気持ちを切り替える)だけではもったいないのです。
きちんとしなくてはいけないと、思っていても徹底できていないことも多いです。
まずは、ウォーミングアップを観察し、次回から修正に入ります。
あくまでも「修正」です。
本来、私がやりたいウォーミングアップの形がありますが、それはのちのちです。
まずは、今までやってきたウォーミングアップの精度をあげます。
一つ一つの、やる目的を伝え、意識するところをみんなで共通理解するのです。
得意不得意な動きがあるので、各自、上手い下手はあります。
しかし、意識するところが明確ならば、自分なり気をつけて、工夫することができます。
ゆくゆく自分のカラダに繊細になれば、
「今日はココが固い」や「ココがあまり動かない」など
ウォーミングアップで自分のカラダのセルフチェックができます。
そうすれば、後でセルフケアができます。そして、練習に対する意識が上がります。
自分のカラダの特徴もわかってくるのです。
今回は事前に済ませていたようでウォーミングアップは、見ることができませんでした。
次回はしっかり見ることを伝えました。
ウォーミングアップは、練習前の準備ですが、毎回必ずやる、トレーニングでもあるのです。
そんな目的を次回から伝えていきます。
ウエイトトレーニングのエクササイズテクニック
これをサポートして欲しいための依頼です。ココはトレーニングのキモです。
毎回、ウエイトトレーニング(以下、ウエイト)を見ることができれば、一回一回丁寧に説明できます。やりながら、訂正、修正できますから。
しかし残念ながら月に1~2回しか、機会はありません。
ほとんどが私のいない中でのウエイトトレーニングです。
今後はしっかり、ウエイトのテクニックを理解し、日々反復していかなければいけません。
私がくる日は、フォームチェックをしてもらう日だと思ってもらわなければいけません。
個人練習について
⇒パーソナルトレーニングは「チェック→自主練習→チェック→自主練習」の繰り返し
ウエイトの基本は「安全で効果的なトレーニング」です。
力比べをしているわけでもなく、力自慢をしているわけでもありません。
そして高校生が大好きなベンチプレス。
ベンチプレスは、ボディメイクの要素が多く、それよりもやることがたくさんあります。
またすぐに重いおもりを扱いたくなるものです。軽いよりも重いほうが効果はありますし、満足感や、達成感があります。
しかし、正しいフォームでできなければ、トレーニングの効率がよくありません。
効かせたいところを十分に効かせられないのです。
最悪の場合はケガに繋がります。競技がうまくなりたいのに、ウエイトトレーニングで
ケガをするのはもったいないことです。
サッカーで相手プレーヤーと接触して捻挫をするのは仕方がありませんが、帰宅途中にふざけていて足を捻挫したようなものです。
競技のプレーと離れたところでケガをするのは洒落になりません。
ウエイトのエクササイズを観察し、エラーテクニックを少なくしていきます。
これが私の求められたことです。
バーを担いでランジのトレーニングを何種類もやっていました。ランジの種目としては、
フロントランジが代表的ですが、とても難しい種目です。
着く足の位置も難しいですし、上体のキープも難しいのです。
次回からはバックランジに変更です。バックランジも難しいのですが、
出しているほうのお尻に力をいれやすく、上体のキープも
やりやすいのです。
サイドランジも、カラダのコントロールが上手くできなかったので、
まずはバーを持たずにやりました。
きちんとしたフォームでやれば、狙ったところにしっかりと効かせることができます。
数回やったのですが、生徒たちはぶっ倒れていました。
デッドリフトも重い重量を挙げていましたが、これも手で挙げる意識が強く、
お尻から上がっていました。
グリップも、グリップ幅も、スタンスも各自バラバラでした。
まずは統一して、やってみます。
クリーンも、デッドも、もっと軽く持ち上げる方法を次回から伝えていきます。
シューズや服装
トレーニングをするのですからシューズは重要です。
室内競技の場合は、競技のシューズでもウエイトトレーニングなどは大丈夫です。
例えば、バスケットや、バレー、バトミントンなどのシューズはしっかりしています。
シューズの利点を生かせるところもあります。
あまりよくないのは屋外競技の選手。
体育館やウエイトルームでトレーニングする室内シューズがありません。
学校指定シューズや、いわゆるタウンシューズ。先輩からもらったボロボロのスクールシューズを履いている子もいます。
スクールシューズや、タウンシューズは運動に向いていない場合が多く、
足のケガのリスクに繋がります。
なるべく、運動用のシューズを履いてもらうように、やんわり伝えます。
経済的なこともありますし、あくまでも「やんわり」です。
もし買うとすればジョギングシューズ以外で。
ショップのシューズのほとんどがジョギングシューズです。
ジョギングシューズは柔らかくて、軽いのですが、横への動きや、
高重量を扱うウエイトには向きません。
もし安く売っていれば、フットサル用のシューズや、バレーシューズ、バスケットシューズなどもおすすめです。
足元は肝心です。
⇒オシャレは足元から。運動も足元から
今回のサポートチームは室内競技でしたので、シューズは問題ありませんでした。
以上、主なチェックポイントを書いてみました。そのほか、姿勢や、
動き方などたくさんありますが、3つチェックポイントを紹介しました。
僕たちにはまだ伸びしろがある
これは生徒が先生に言った言葉です。
今の実力や、卒業までの時間の中で、獲得できる力はわかりませんが
これからの自分に対して可能性をもっていることは素晴らしいことです。
・まだまだできる
・まだまだ上手くなれる
・まだまだ勝てる
・まだまだ強くなれる
は、やる気の源ですし、チャレンジする気持ちの表れです。
私も好きな言葉です。
厳しく、楽しくサポートできたらと思います。
「今の自分を超えていきましょう」
【編集後記】
北陸新幹線の運休の影響がでています。
今週末は日帰りで大阪へ。
月曜からは東京の予定です。
特急電車が満席で、指定が取れない状況です。
大阪には、座席指定がとれる電車を(ラスト2名でした)選び、
東京は、前日に出発して前泊します。
私でも影響が出ているので、多くの人も日程の変更を余儀なくさているんでしょうね。
そうは言いうものの、長野の車両基地で、水に浸かった新幹線を見ると
切なくなります。
【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを
くすりのアオキみどり店
あんかけ焼きそば