「いいえ、ありません」と堂々と答えました。
以前は「えっと…持っていないんですよ…」と答えていました。
*イメージです
トレーニングサポートの国家資格
私のようなトレーニングをサポートする仕事に国家資格はいりません。
そもそもそんな国家資格はありません。
もちろんトレーニングサポートに加えて
・診断
・治療
・リハビリ
・マッサージ
などをする場合には国家資格が必要です。
そもそも
・マッサージという言葉を使うこと
・マッサージ行為をすること
は、国家資格であるマッサージ師やあんま師だけしか許されていません。
(医師はもちろんできます)
私はそれらのことを一切やりませんし、とうぜんやっていません
(やるのは犯罪ですし)
先日、ある施設を利用するために私の登録が必要だと言われました。
個人利用が目的ではなく選手をサポートするための登録です。
名前や年齢、住所など一般的な事項を聞かれ、最後に
「国家資格はありますか」と聞かれたのです。
その問いにたいして
「いいえ、国家資格は持っていません」
と、さらりと言うことができました。
(なぜ国家資格の有無を聞くのか一瞬、ムッとしましたが)
今はさらりと言うことができますが、11年前までは
さらりと言うことができなかったのです。
以前も今も国家資格は持っていませんから答えは同じですが、
「えっと…持っていないんですよ…」
と。
堂々と答えていない私がいました。
なぜ、堂々と答えられない自分がいたのか
ではなぜ、堂々と「国家資格を持っていない」と答えることができなかったのでしょうか。
考えてみました。
なんでもできる自分を求めていた
今は、トレーニングコーチとしてトレーニングのサポートしかしていません。
しかし以前は、なんでもできるトレーナーを目指していたのです。
(うぶな私でした)
国家資格があれば
・マッサージ
・はり
・お灸
・整復
・リハビリ(医師のもと)
などができると知っていました。
トレーニングにかかわる仕事がしたかったので、
これらの仕事ができる国家資格がいいなと思っていたのです。
勤務先していた病院。グループには柔道整復師の専門学校がありました。
仕事をしながら夜間部へ入学しようかなとも。
中学からの親友は柔道整復師でしたし。
トレーニングをサポートするトレーニングコーチではなく、
なんでもできるトレーナーに一時期あこがれていたからでした。
国家資格がないことに引け目を感じていた
国家資格を持っていない自分に少し引け目を感じていました。
活躍している知り合いのトレーナーの多くは国家資格を持っていたので。
知っている国家資格を持ったトレーナーは
・プロチームのトレーナーをしている
・プロ選手をサポートしている
・海外遠征に帯同している
・オリンピックやワールドカップに帯同している
・ナショナルチームに帯同している
・リハビリができる
・鍼灸、あんまマッサージができる
・テーピングができる
・試合後のケアができる
そんな人ばかりでした。
これまで、私がなにひとつ経験したことがないのは
国家資格を持っていないからだろうかと。
経験できていない⇒国家資格がないから⇒引け目を感じる
流れになっていました。
(競輪選手はサポートしていましたが)
国家資格を持っていると、なんでもできると思っていた
国家資格を持ったトレーナーになれば、なんでもできると思っていました。
引け目を感じていた理由と似たようなものです。
国家資格を持ったトレーナーは
・プロチームのトレーナーになれる
・プロ選手をサポートできる
・海外遠征に帯同できる
・オリンピックやワールドカップに帯同できる
・ナショナルチームに帯同できる
・リハビリができる
・鍼灸、あんまマッサージができる
・テーピングができる
・試合後のケアができる
それらは当時、私のやりたいことでもあり、目指していたことでもありました。
国家資格があれば上記のような、やりたいことができると思っていたのです。
なぜ、国家資格がないことを堂々と言えるようになったのか
では、なぜ国家資格がないことを言えるようになったのでしょうか。
(しかも引け目を感じることなく堂々と)
理由をまとめます。
私のやっている仕事は国家資格がなくてもできるから
私はトレーニングをサポートするのが仕事です。
・筋力トレーニング
・補強トレーニング
・オリンピックリフティング
・スピード&アジリティ
・ジャンプ
など、パフォーマンス向上や健康、体力の向上を
仕事としています。
このようにやることはたくさんありますし、
今は、やりたいことです。
そして得意なことでもあります。
そのため
マッサージや針・灸、あんまの仕事をしなくてもいいのです。
テーピングもしていませんし。
(不器用なだけですが)
マッサージや針・灸、あんまの仕事ができる優秀な友人も多いですし。
トレーニングに関する資格にチャレンジしてきたから
トレーニングに関する国家資格はありません。
しかし世界的に有名なトレーニングに関する資格はいくつかあります。
トレーニング団体が発行している資格
NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)
CSCS,D,*,NSCA-CPT,D,*
NSCAジャパン,マスターコーチ
JATI(日本トレーニング指導者協会)
ATI,AATI,SATI
健康・体力づくり事業財団
健康運動指導士
健康運動実戦指導者
ACSM(アメリカスポーツ医学会)
ACSM/EP
日本スポーツ協会
コーチ1(ウエイトリフティング)
TPI(タイトリストパフォーマンス研究所)
フィットネスレベル1
など、チャレンジしてきました。
資格の多さ、保有する、しないは関係ありませんが
資格取得に向けてテストを受けてきたのも事実です。
(これらの資格は難易度も低くはありませんし)
資格はその分野の知識における最低レベルの担保です。
資格がすべてではありませんが、ある程度の自信にもなります。
同業との共通言語にもなりますし。
私にとって主な資格にチャレンジしてきたというのが、
国家資格がないと堂々と言えるようになったのかもしれません。
いくつかはやりたいことができたから(国家資格がなくても)
国家資格がなくても、以前やりたかったことができました。
・トップレベルの選手
・オリンピック出場選手
・プロ野球ドラフト指名選手
・全国制覇を継続中のチーム
・ナショナルチームの合宿
などのサポートや参加ができたのです。
これらが、国家資格を持っていなくても、
引け目に感じることがなくなったのかもしれません。
もしスポーツやトレーニングに関わる仕事がしたければ
国家資格の取得を目指すのもいいでしょう。
やれることは広がりますし。
しかし、国家資格がなくてもやれることもたくさんあります。
国家資格を持っていなくても堂々と「ない」と答えましょう。
決して引け目を感じることはありません。
■今日のあとがき
3/16(土)朝、自宅でルーティン、少し仕事。
ファミレスに移動して仕事。
無印用品やスポーツ店を回り情報収集。
珍しく何も購入しませんでした。
夕方は70分のウオーキング。
audibleを3倍速で聞きながら歩けば70分もすぐです。
日が暮れるのが遅くなり、気持ちよく歩くことができました。
■Once a day(一日一回新しいことを)
・味付メンマ ゲンキー