人に何かを見せるとき、見せる勇気が必要です。見せる人が多くなればなるほど、大きな勇気が必要で、見せることを戸惑ってしまうかもしれません。「エイヤー」と思いきって見せてしまってもそれだけでは終わりません。見られる勇気も持っていなければいけないからです。
*木島HP 体育館にて
見せる勇気を持つ
人に何かを伝えたいとき、自分の何かを見せなくてはいけません。以心伝心で伝わることができれば、簡単ですがなかなかそうはいきません。
身内ならばいざ知らず、他人には簡単には伝わらないのが当たり前です。
伝えるには言葉が一番手っ取り早いのですが、身振り手振りで見せなくてはいけないことも多いのではないでしょうか。
他人や友人、それも数人の人ならば、自分を見せる(伝える)ことにあまり勇気はいりません。
しかし人数が多くなれば、緊張や恥ずかしさが出てきてしまい、自分を見せることが上手くできなくなってきます。
自分をさらすこと、見せることには勇気が必要になってくるのです。
ブログや動画などの配信は最たるものです。
多くの人がやっているように思いますが、全体から見ればほんの一握りです。
それほど自分を見せることのハードルは高いのです。
言い方を変えれば、ブログを書いている人、動画を配信している人は、自分を見せる勇気がある人とも言えます。(匿名の人もいますが)
私は高校生やチームのトレーニングサポートをしています。
ときどき、デモンストレーションをして動き方や、やり方を見せなければいけません。
ある程度自信を持って臨んでいますが、すべてが得意なことではありません。
デモンストレーションを見せるとき勇気が必要なこともあります。
・今回も上手くできるか
・ビシッと決めることができるか
・うまいと思ってもらえるか
・わかりやすいと思ってもらえるか
など、毎回緊張もしますし、やって見せる勇気が必要です。
ここではデモンストレーションの話ですが、見せることはとても勇気がいるのです。
見られる勇気
人に伝えるには見せる勇気が必要ですが、見られる勇気も持っていなければいけません。
人に見せるのは、ハードルが高いとはいえ、勢いや「どうにでもなれ」の気持ちがあれば何とかできるものです。
しかし、そこには見られる勇気も持っていなければいけません。
「見せてはみたものの、どのように思われるか」
そんな気持ちになるものです。
・たいしたことないと思われるのではないか。
・下手くそと思われるのではないのか。
・よくわからないと思われるのではないか。
・批判されるのではないか。
・指摘されるのではないか
そんなことを考えるとキリがありません。
もしかするとその気持ちが先回りして、見せる勇気が出ないこともあるかもしれません。
自分が見せたことに対して全員が納得をすることはないでしょう。
だからこそ、その気持ちに打ち勝つ勇気も必要です。
それが「見られる勇気」ではないでしょうか。
ただ2つの勇気があればいいわけではない
見せる勇気と見られる勇気。どちらもなければ、多くの人の前では、自分を伝えることができません。しかし、2つの勇気があればいいわけでもありません。
見せる勇気と見せられる勇気の2つがあるとすれば、見られる勇気の中に見せる勇気があると思っています。
・たいしたことないと思われても平気。
・下手くそと思われても平気。
・よくわからないと思われても平気。
・批判されても平気。
・指摘されても平気。
という気持ちがあれば、「どんどん見せてみよう」という気持ちになります。
勇気のハードルが低くなります。
「エイヤー、エイヤー」
と連発もするかもしれません。
しかし、勇気があるからすべていいのではありません。
勇気があるからと言って、誰が見ても下手なことを見せてしまえば信用がなくなります。
誰が見ても突っ込みどころ満載なことを見せてしまうと恥をかいてしまうのです。
それを気がつかない場合も多いのですが。
私の場合ですが、もしも高校生に下手なデモンストレーションを見せたとしたら、もう大崎からは習いたいと思わないでしょう。
口には出さないでしょうがきっと、「口だけだな」と思われてしまいます。
「初めての動きだからわからない」
「多少下手でもばれない」
そんなことは決してないでしょう。
運動選手ならわかるものです。
見せる勇気も、見られる勇気も必要ですが、質を保ったうえでの話です。
自身でも常に学び、訓練(練習)をしたうえで、人に「見せる・見られる」の勇気なのです。
サポートする側のみなさんは「見せる勇気と見られる勇気」
どちらの勇気も持っているでしょうか。
【編集後記】
昼過ぎに友人のジムに。
トレーニングはしませんでしたが、リフレッシュできました。
珍しいトレーニングアイテムも見ましたし。
【昨日のOnce a day] 一日一回新しいことを
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