夏の高校野球石川大会。まだ試合のできる3年生。もう試合のできない3年生

7月12日に始まった全国高等学校野球選手権石川大会。今日で2回戦が終わり明日から3回戦が始まります。3年生にとっては最後の試合。まだ試合ができる3年生と、もう試合ができない3年生について書いてみます。

2019.7.19ゲームセット

まだ試合ができる3年生

本日2回戦が終了しベスト16が決定しました。まだ試合ができるチームは16チーム。20人がベンチ入りしているので、320人がまだ試合で戦うことができます。彼らの夏の大会は終わっていないのです。

 

石川大会は、合同チームを含め44チームが出場しています。
6回戦が決勝ですから決勝戦に進める2チームはあと4試合をしなくてはいけません。これはネガティブな表現で、言い方をかえればあと、4試合もできるのです。

高校3年生はこの大会が最後の大会です。
ベンチ入りメンバーに入っている3年生は、負けずに決勝まで進むと、確実に4試合できるのです。
そして優勝すれば甲子園出場。甲子園でも試合ができるのです。

もう試合ができない3年生

勝ち進み、まだ試合ができる3年生もいれば、残念ながら、もう試合ができない3年生もいます。試合に敗れたチームの3年生はもう試合ができないのです。

 

44チームのうち、勝ち残っているチームは16チームです。
28チームが今日までに負けたのです。28チームの3年生はもう高校野球部を引退です。

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残念ながら、私の指導しているチームも今日、敗れました。
9回裏に逆転負けですから、勝利が手からこぼれおちました。

冬の期間、約3か月間のスポット指導をしています。トレーニング指導をはじめて7年目になります。
今年の冬は順調にトレーニングができ、手ごたえも感じていただけに残念でなりません。
春の大会ではその成果が直接出たとはいえませんが、結果はベスト8。
それも最後に逆転負けという、ベスト4に手がかかっていました。
だから今年の夏は期待していました。

3年生たちはとてもまじめで、厳しく指導をしても「ふてくされた態度」をとったり、「やる気のない態度」をとったり一切しませんでした。
能力も高く、まとまったチームでしたので、2回戦負け(シードでしたので初戦敗退)は予想外でした。
「もう少し冬のトレーニングで工夫することが、できなかったのか」と反省しています。

彼たちも1/28チームなのです。

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大会が始まる前から試合ができない3年生

大会で負けたら、もう試合ができないのは、ベンチ入りした3年生のことです。大会が始まる前からもう試合ができない3年生もいます。
それは背番号をもらえなかった3年生です。

 

県大会ではベンチ入りは20人です。20人が背番号をもらえます。
3年間頑張ってきても、チーム事情や、実力によって選ばれないこともあります。去年まで、春まで、背番号をつけていたのに、今大会でもらえなかった3年生もいるでしょう。
もらえるはずだったのに直前のケガで断念した3年生もいるはずです。

私たちは、大会で負けて悔しがる3年生の選手ばかりに
目がいってしまいます。しかし、チームのメンバー発表の時に、悔しがっているたくさんの3年生もいると、心にとめておかなければいけません。

メンバーに選ばれた選手も、選ばれなかった選手も練習への頑張りに、違いはなかったでしょうから。
今日の大会でも私は、負けた選手の整列をみながら、スタンドで応援していた3年生のことも思っていました。

「メンバーもメンバー以外の3年生もよく頑張った!」と。

2019.7.20相手の校歌をどんな気持ちで、聞いているのでしょうか

 

 

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明日からも試合が続きます。
試合ができる3年生もだんだん少なくなってきます。
寂しいことですが仕方がないことです。
また優勝して甲子園出場が決まっても、甲子園ではメンバーは18人です。
20人の力で勝っても、2人が減るのです。
ルールですが悲しいことです。

高校卒業後は野球をやらない生徒も多いでしょう。これが最後の野球になるかもしれません。
まだ試合ができる3年生は
悔いのないようにプレーをしてください。

 

野球を頑張っている生徒たちと関われる仕事は最高です。

 

【編集後記】

高校野球は雨天中止の可能性もありましたが、
時折小雨だった程度でした。どの球場でも滞りなく進行したようです。
可能な限りベストコンデションで試合をさせてあげたいですね。

 

【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを

・友だちのブログで紹介されたこと(感謝です)
・低糖質ナポリタン
・高倉町珈琲

 

おしらせ 2  
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