しないことリストの1番上は「買わないリストを買わない」

30個あまりの私の「しないことリスト」。私が1番重要なのは「買わないリストを買わない」こと

しないことリストがもたらした効果

1年前から「しないことリスト」を手帳に書いてあり、1日1回は見るようにしています。
もちろん適宜、変更し更新をしています。意志が弱く、継続が苦手な私ですが、常に頭の中に項目が浮かんでくるようになりました。

「やらないことリスト」は、いろいろな本にその存在や意義が書いてあり、多くの人が実践していたので、私もちょっとやってみようと始めたわけです。
神田昌典さんの「非常識な成功法則」の中で「やりたくないこと」を明確にすると本当に「やりたいこと」がみつかる と いうのをみたのもあります。

そして1度しかお会いしたことがありませんが、ずっと前から知っていて尊敬している方が、100個以上のリストを分割して日々、見直しているというのをブログで読んだからです。

私はその方のブログで何度も背中を押されました。結構重要なポイントで。同じノートPCも買いましたし、マウスもタブレットも、新しいことを日々やってみること、ブログを書くこともそうです。

そんなわけで、尊敬している方がやっているので、やらない理由はありません。ためしにやったわけです。「やらないことリスト」だと、いかにも丸パクリですので「しないことリスト」にしたのでした。

1年あまり実践してみて効果があったのは

・ちょっとだけ迷わなくなった
・ちょっとだけ失敗しなくなった
・ちょっとだけイライラしなくなった

「ちょっとだけ」と全部に頭につくのは、私のまだまだ甘いところで、ときどき自己嫌悪におちいりますが、確実に減っていることを実感しています。

ちょっとだけ迷わなくなった

優柔不断でなかなか決められない、決断できない私ですが、リストのおかげで判断がしやすくなりました。特にリストの1番上の「買わないリスト(の物)は買わない」は買い物の時間が短くなりました。

ちょっとだけ失敗しなくなった

失敗は誰でもあるでしょう。しかし失敗は繰り返してしまうもの。大きな失敗はそれに懲りて繰り返す可能性は低いでしょう。日常のちょっした失敗は、余計な労力もかかりますし、ボディブローのように効いてくるでしょう。

「確認しないでお店をでない」
という項目があるのですが、いつもお店に忘れ物をしていました。特に床置きのかごの中や座席シートや座席の下。かごの中には上着やバック、手袋や本などを置くのですが、お店を出るとき小物を取り忘れてしまうのです。
ハンカチや本、手袋などは何回も忘れました。後で取りに行くのも面倒ですし、日がたつとないことがほとんどです。

そして座席やシートの下。ポケットからこぼれたり、落としていたり。よく長時間電車に乗るのですが多くの確率でシートの下にものが落ちています。ホテルのベッドの下もです。何度も痛い目にあいましたし、あきらめたこともたくさんです。
遠いところなら問い合わせや送ってもらう手続きが面倒です。お金どころではありません。

かっこ悪いですが、お店から出るときなどは最後に、指差し確認。
リストに書いてあるんですから。

「電話にあわててでない」
何かをやっている最中に携帯電話はかかってくるもの。最近も券売機で新幹線チケットを発券している時、職場からの電話。あわてて出たところ、領収書の発券ボタンを忘れるという痛恨のミス。悔しいものです。領収書を発券しなかったことも気が付きませんでした。

今は一拍おいて携帯に出ます。いつでもかけられ、いつでも出ていいのが携帯電話なのでしょうから。

ちょっとだけイライラしなくなった。

いつからか知らないうちに舌打ちのくせが。もちろん1人の時。運転中、割り込みされたり、トロトロ走っている車の後ろについたりしたとき、ショッピングセンターで若いあんちゃんが、車いすマークの駐車スペースにヤンキー車を止めた時など。

イライラしているのか、舌打ちするからさらにイライラするか。
そして決して上品ではありませんよね。
小さいころ、おばあちゃんが言っていました。
「家だけでしかやらないと思っていても、外でもやるからやめなさい」
肘をついてご飯を食べている時よく言われました。
人前での舌打ちは最悪です。

今は舌打ちしそうになったら、してしまったら「OK、OK」と言ってごまかしています。ひとりのときも。

買わないリストがもたらした効果

しないことリストの1番上はこれです。

男性ですが買い物が大好きです。もちろん何でもかんでも、見境なくではありません。しかしスポーツに関連するものや、仕事で使うものなどは欲しくてほしくて仕方がない時期がありました。トレーニング用のハーフパンツなんて、ちっちゃなショップできるくらい持っていました。1サイズのみですが。

スポーツショップめぐり、通称パトロールも頻繁で、ある大型ショップでは
私が行くとおんなじアナウンスが流れます。
「〇〇番、チェックお願いします」

これは隠語のコールで「ライバル店の店員が調査に来た。レイアウト表や本部からの価格変更表の紙を片付けろ」という意味だったらしいのです。違う店の仲のいい店員さんは「大崎さんはうちのバイトより来てる」と褒められましたから。

そんな私がリストを作ったのは、節約ごころもありますが、

ものを大切にしていない、
ものを楽しんでいない

と気が付いたからです。

スキー板を毎年、買っていました

スキーに打ち込んでいた時、インストラクターを目指していた時、毎年、板を買っていました。多いときは2本も当たり前でした。あまり上手ではなかったので、この板に乗るとうまくなるのではないか、クラブの先輩と同じ板を履くとうまくなるのではないか、最新モデルじゃなきゃ生徒さんにかっこ悪い。

そんな理屈をつけて買っていたわけです。もちろん板だけではなく、ウエアー、ブーツ、ゴーグルなどのグッズもあるわけです。同時進行でボードのインストラクターも目指していましたからそれにボード関連の道具も新調、購入です。

昔の自分に言ってやりたいです。「新調もいいけど上手くなるためのことに金かけろ」と。

私が習ったボードの年下の師匠は真逆。私に
「いまの板、乗り込まないと乗りこなせないよ。新しい板もいいけど乗りこなす前にまた次の板になっちゃうよ。」と

その言葉を聞いて、常に新しいことを求めるのもいいけど「1度、使いこなしてみよう」いう努力も必要ではないかと。

皆さんも、シューズが悪い、ゴルフクラブが悪い、ロードバイクが悪いと言ってませんか。使いこなす努力をしてから買い替えましょう。もちろん無理して使い続けることはありません。損切りOK、買い替えが大好きな人は、触った瞬間に絶対ダメ、これ合わない、はわかるでしょう。

無理やりローテーションをしなくていい

トレーニング用のハーフパンツを例にします。今でも十分に持っています。何日の合宿にも耐えられる数です。なのにこれまでは、ぱっぱぱっぱと買っていました。すると当たり前ですが数が増えます。しかしそれに付随して他のものも増えていくものです。例えばTシャツ。

だれに見せるわけでもないのに、新しいハーフパンツを買ったら、それに合うTシャツが欲しくなります。
「下がアンダーアーマーだから上もアンダーアーマーだな」
「上下赤はないよな。上は白かな」など

倍々に増えていきます。そして気に入って買ったから履きたい、でも前にも他に気に入ったものがあるから... そしたら無理くりのローテーションしかなくなります。着たいから買ったのに全然順番が回ってこなくなります。もったいない話です。無駄な話です。

そんなことがなくなりました。そのほかに
・割引に惑わされなくなった
・買って、後で後悔するものが減った
・限定バージョン、スペシャルバージョンがあまり気にならなくなった
・自分が欲している完璧なものはあまりないと分かった(理想のものはなかなかない)
・過剰なストックを持たなくなった

いいことばかりでした。

「しないことリスト」「買わないリスト」はチャレンジしないことではない

「しないことリスト」の目的は本当にしたいことを明確にすること。
「買わないリスト」は節約して我慢することではなく、今あるもの、好きで買ったものを十分に楽しむことが目的です。

損切りOK、新しいこと、新しいものへの挑戦OK
むしろそれを積極的にしたいための
「しないことリスト」「買わないリスト」なんです。

今年もあと270日。みなさんもリストをつくって
やりたいことを明確にしてみてはいかがでしょうか。

 

おまけ

とんかつが大好きなわけではないのですが
今日はまだ新しいことをしていなかったので
近くのとんかつ屋に初めて行って来ました。
雑穀米がおいしかったです。とんかつも。

 

 

おしらせ 2  
タイトルとURLをコピーしました