トレーニングは5つのポジションでやることにしています。
*ハーフニーリングポジション
ポジションを変えて
ダンベルやメディスンボール(MB)を使うトレーニング、自分の体重を利用する自体重トレーニングをするときにはポジションを変えてやるようにしています。
ポジションを変えてトレーニングをやるのは、どのポジションでもカラダを安定させることができるようにするためです。
同じ内容のトレーニングでも、違ったポジションでトレーニングをおこなえば、使う筋肉が変わってきます。
カラダにあたえる刺激も変わってくるのです。
同じ動作でも、立っておこなうのと、片膝をついておこなう動作では、違った感覚ではないでしょうか。
また扱える重さも。
多くの場合、立っておこなう方が重いものを扱えるのではないでしょうか。
ポジションを変えてトレーニングをおこなえば
・立った状態で力を出す
・片膝の状態で力を出す
など、力の出し方も変わってきます。
ポジションを変えてトレーニングをするのは
・「カラダを安定させること」
・「どのポジションでも力を発揮すること」
を、狙っているのです。
5つのポジション
基本となる、5つのポジションを紹介します。
立位ポジション
立ったポジションです。
両足でしっかり立つポジション。
安定した状態でトレーニングをすることができます。
例えばダンベルを使ったプレストレーニング。
これは上半身のトレーニングですが、立っていることで下半身の筋力も使うことができます。
地面からの力を上半身に伝えることができるからです。
また、立位でおこなうトレーニングは、背骨に刺激を与える「ストラクチュアエクササイズ」にはいります。
⇒コアエクササイズの「コア」はパワーエクササイズ。「パワートレーニング」を取り入れよう
スクワットポジション
スクワットポジションでおこなうトレーニングです。
スクワットポジションは
・殿筋(お尻の筋肉)
・股関節
・大腿(四頭筋、ハムストリング)
など、カラダの主要な筋力を最大に発揮できるポジションです。
パワーポジションとも言います。
スクワットポジションはスポーツをするときの基本のポジションです。
そしてスクワットポジションだと、力強いトレーニングができます。
(バーベルを担ぐスクワットのように重いものも扱えます)
ランジポジション
ランジポジションは、足を前後にひらいたポジションです。
前足に重心がかかった、片足に近いポジションです。
スポーツのプレーでは、足をそろえておこなうシーンは多くありません。
片足になる
足が前後になる
足のつく位置が左右ばらばらになる
ことが多いのです。
そのため、ランジポジションはスポーツのシーンに近いポジションです。
また、ランジポジションは完全な片足とは違い、あまりバランスをとることに神経を使わなくていいのがメリットです。
バランスをあまり気にしなくていいので、片足だけのときよりも、多くの刺激をかけることができます。
ハーフニーリングポジション
片膝をついたポジションです。
片膝をつくことで、ランジポジションよりも不安定さは少なくなります。
しかし、両足の筋力をランジのように使うことができません。
そのため上半身と体幹部のさらなる安定がポイントになります。
扱える重さも少なくなりますが、その分、上半身への刺激も強くなります。
ニーリングポジション
両膝をついたポジションです。
あまりスポーツシーンにはないポジションです。
しかし、下半身を使えないという制約がある中での、上半身や体幹部のトレーニングは貴重です。
カラダを床につけておこなう柔道やレスリングなどには有効なトレーニングとも考えられます。
(車いすのパラアスリートにも)
どのポジションでもカラダを安定させる、力発揮ができる
5つのポジションでトレーニングをすると、どのポジションでもカラダを安定させることができるようになります。そしてどのポジションでも力発揮をすることが簡単になります。
スポーツだけでなく、日常生活の中でも
・立っておこなう
・すわっておこなう
・ねておこなう
「だけ」のことは少ないはずです。
重いものを持ち上げるときはスクワットポジションでおこないます。
掃除機をかけるときはランジポジションです。
そのほか、片膝をついて作業などをするシーンもあるでしょう。
どのポジションでもカラダを安定させて(バランスをとって)、力を発揮するのは必要なことです。
それができなければ
・ムダな力がいる
・けがをする
(ぎっくり腰や膝痛など)
ことも考えられます。
もちろんスポーツも同じことです。
ぜひ、5つのポジションでトレーニングをやることも考えてみましょう。
トレーニングの幅もひろがりますし、バリエーションも増えます。
*トレーニング教室での様子
【編集後記】
最近は夕食後にウォーキングを。
まだ日が沈んでいないので、景色はいいのですが
日差しが……。
キャップ、メガネ、マスクも暑いですし。
キャップは日差しよけ。
メガネ、マスクは花粉症対策です。
(花粉は、もう少しのがまんです)
☆追伸☆
花粉症。
2021年シーズン、未だに発症せず。
【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを
・旨辛豚キムチ雑炊