西日本大学選手権大会を今週末に控えている学生たち。リフティング場には自然とピリピリしたムードが漂います。外部の私にとっては、とても居心地の悪いものです。しかし、あえて参加するようにしています。
なぜなら、いつもと違った雰囲気の中で練習ができるからです。
リフティング場奥にて
ピリピリした雰囲気のリフティング場
月曜日から金沢学院大学ウエイトリフティング場にはピリピリした雰囲気が漂っています。今週末に試合を控えているからです。
6月28日(金)から6月30日(日)にかけて大阪の羽曳野市にて
「西日本学生選手権大会」と「西日本女子学生選手権」が行われます。
学生たちは、月曜日から各自最終調整に入っています。そのため、練習では、重い重量を上げる学生や、軽い重量を上げる学生が入り乱れています。
試合本番に向けての練習ですから、調整とはいえ、みんな自然に力が入ります。
ウエイトリフティング場にはピリピリした緊張感が漂っているのです。
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少し補足を。
試合は3日間ですから、金曜・土曜・日曜と、個人によって
それぞれ試合日が違います。
大所帯ですので、大阪への出発も木曜と金曜の2班に分かれます。
授業の関係もありますし。
例えば金曜が試合の学生は、火曜に本番さながらの重量で練習します。
水曜(今日)は昨日、高重量を扱ったので、疲労のことも考えへ、重量を50%や70%にして練習です。もちろん個人によります。その学生は木曜出発、移動なので、木曜はオフになり金曜が本番です。
日曜が試合の学生は今日、本番さながらの重量で練習をして、明日は調整。金曜出発といった具合になります。
中には月曜に高重量を扱い、残りは自分独自の調整をする学生もいます。
基本的に練習プログラムは月曜からフリーです。
そのため、重い重量に挑戦する学生や、まったしない(フォーム確認程度)学生、さらに、ほどほどにやる学生など練習内容はバラバラなのです。
私もその中のグループに入っています。軽い重量を扱うグループですが、
リズムとタイミングを壊してはいけません。
重量を変えるためのプレート変更も最低限にしてあげなくてはいけません。
私はできる範囲で、できる限りの気を使っているのです。
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居心地の悪い場所
試合を控えている学生たちの中に入って一緒に練習するのは、決して居心地のいいものではありません。はっきりいって。居心地の悪い場所なのです。
監督やコーチとは違い、私はあくまでも部外者です。一緒に練習をし、自称部員と言っている私ですが、試合前の1週間はどうしても外部の人間だなと感じてしまうのです。
もちろん学生たちは、いつも通り話しかけてきますし、会話もします。しかし何かいつもと違うのです。当たり前です。私は大学生ではないですし、団体優勝を目指すこともできません。残念ながら彼らの世界に入ることができないのです。
以前から、試合前のこの雰囲気は知っていましたし、昨日も参加したのですから、わかっていました。
大人ですから、練習に参加しないという手もあります。
しかし昨日も今日もあえて参加しました。
居心地の悪い場なのに。
居心地の悪い場所に行くのは、いつもと違った雰囲気で練習ができるから
試合を控えている学生たちの練習場所。決して居心地がいいわけではありません。しかし、あえて参加するのは、いつもと違った雰囲気の中で練習ができるからです。
いつもは、きついトレーニングプログラムをやりながらも、アドバイスをしたり、されたりと、和気あいあいと練習をしています。
もちろん学生たちは、ふざけたりしませんが、冗談を言い合う余裕があります。
そんな雰囲気のなか、おっさんも混ぜてもらっているのですから、練習はきついですが、居心地が悪いはずがありません。とても居心地のいい場所です。
私は、いつもこんなに居心地のいい場所でやっているのですから、試合前のこの時期は休んでも構いません。大人ですし、だれにも叱られませんから。
練習だけなら、24時間ジムでも、公共の体育館でもできます。
しかし、あえて行くのは、理由があるからです。
そこに行くと、いつもと違う刺激があるからです。
・試合前のピリピリ感
・全体に漂う緊張感
・各自が調整しているため、バラバラな練習
・大きな声出し
など、いつもと違う雰囲気は刺激になるのです。
それはまるで試合会場に似た雰囲気なのです。
私も一応、試合に出ていますが、試合前の会場は、
まさにこんな雰囲気なのです。
いまだに、居心地が悪く、妙に緊張したり、おどおどしたりすることがあります。
雰囲気にのまれるというのでしょうか。
「この雰囲気は、試合会場の雰囲気と同じだ。この居心地の悪さも」
と2年前に気づいたのです。
それ以来、学生の試合前の時期は、できる限り参加するようにしています。
迷惑を承知の上です。
これが、居心地の悪い場所にあえて行くという理由です。
居心地の悪い場所では、本来の力を発揮できないもの。
試合本番もそれに似たところがあるのではないでしょうか。
居心地の悪い場所でも、気にすることなく、しれっと力を出す。
それが理想ではないでしょうか。
【編集後記】
今日は気分を変えて、スーパーにあるフードコートで、所要を。
惣菜ありの、弁当ありの素晴らしい環境ですが、やはりスーパー。
にぎやかなのと、タイムセールのコールに、あまり集中できませんでした。
次回からは、食事に集中します。
【昨日のOnce a day】1日1回新しいことを
・豚のケチャップ炒め定食
・エニタイム24 神宮寺店(見学)
・練習パートナー 三田君、もう一人(あとで確認)