スタートダッシュのトレーニング方法。「フォーリングスタート」をやってみよう

「スタートダッシュが速くなりたい」そんな人は「フォーリングスタート」のトレーニングをやってみましょう。

フォーリングスタート*フォーリングスタート

 

フォーリングスタート

「フォーリングスタート」はスタートのトレーニングのひとつです。

 

 

「スタートダッシュが速くなりたい」

小さい子から高校生まで。
みんなからよく聞く言葉です。

短距離走の場合、足の速い遅いは、「ストライド」と「ピッチ」で決まります。

簡単に言うと

「ストライド」は走るときの一歩の距離
「ピッチ」は足を運ぶ回数(回転数)

のことです。

「ストライド」は身長に影響されることが多く、「ピッチ」は神経系によるものです。

そのため、足が速い人は恵まれた体格と足の長さ、そして素質によることが多いのです。
残念ながら……。

しかし、誰もが日本一や日本新記録を狙っているのではありません。
・30mや50m走
・運動会の競走
などで、勝ちたい人が大半なのではないでしょうか。

そんな人はスタートダッシュのトレーニングがおすすめです。
短い距離であればあるほど、スタートダッシュの速さが生きてくるからです。

短距離走はスタートからゴールまで

スタート→ダッシュ→加速→最高スピード→減速(維持含む)→ゴール

の流れになります。
最高スピードになる前に、ゴールをすれば勝つ可能性が出てくるのです。
そのため短い距離であればスタートダッシュで差がつくと私は考えています。

もちろん本格的に短距離走をやっている人は、トレーニングで爆発力(パワー)を身につけ、スタートから勝負をしています。

しかし、ここでは

・運動会
・体育の授業
・スポーツテスト

などの話です。
立ったままスタートするような短距離走のことを書いていきます。

 

フォーリングスタートはスタートのトレーニング

スタートのトレーニングである「フォーリングスタート」を紹介します。

 

 

冒頭の写真。
カラダを前に倒し、転びそうになったら足を出す方法が「フォーリングスタート」です。

自然にカラダが倒れる力を利用し、スタートダッシュの姿勢をつくるのです。
(カラダの前傾姿勢といい、角度は約45度です)

45度はスタートダッシュのときの理想角度です。
力んでスタートするよりも、自然に倒れる力を利用します。

トレーニング手順は

・足を腰幅程度に開きます
・力を抜いてカラダをまっすぐに保ちます
・そのままつま先立ちになります
・その姿勢をキープしたまま、前方にカラダをゆっくり倒していきます
・カラダがゆっくり倒れてきたら、片方の足を前に出します
・足が地面に着いたら力強く踏み出し走りだします

これでスタートダッシュの完成です。

はじめに出す足にあまり力を入れないようにしましょう。
力をいれてしまうと、せっかくの勢いがブレーキになってしまいます。
自然にできた前傾姿勢もくずれてしまいますし。

「すうっと倒れ、すうっと足を出す」

そのあとは「ダン、ダン、ダダダン」と力強く地面を踏んでいきましょう。

スリッパやサンダル(つっかけ)を履こうとしたとき、前に転びそうになったことはないでしょうか。
また歩いていたときに突然つまずいたことも。

「フォーリンスタート」はそれらと同じ要領です。

つまずいて「おっとっと、おっとっと」と走りはじめるイメージです。

つま先立ち*つま先立ちになり、自然に倒れるのがポイント

 

トレーニングにもよく使う「フォーリングスタート」

高校生のトレーニングにも「フォーリングスタート」をよく使っています。

 

 

はじめのうちは、最初の一歩に力が入ってしまい、ブレーキになることが多いものです。

また倒れる程度がわからず、本当に倒れそうになったり、十分に倒れる前に足を出したりしてしまいます。

それらはすべてブレーキになってしまいます。
はじめの一歩をブレーキにしないことが大切です。

「フォーリンスタート」はいかに自然に足をだし、

「おっとっと」
となるのかがポイントです。

・スタートダッシュの理想的なのカラダの角度になる
・自然に足をだすことができる
・スムーズなスタートができる

「フォーリンスタート」はスタートダッシュのためにメリットが多いトレーニングです。

・スタートダッシュが速くなりたい
・足が速くなりたい

そんな人には「フォーリングスタート」がおすすめです。

 

 

 

 

【編集後記】

昨日は野球部のトレーニングサポートの日。
はじめて1年生をサポートしました。
バーベルを使ってのトレーニングはちょっと早いので
道具を使わない自体重トレーニングが中心です。
バーベルを使ったウエイトトレーニングを今後ガンガンできるように
基礎トレーニングからやっていきます。
(今日のみんなは筋肉痛でしょう)

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・小木曽製麺 ランチ

 

おしらせ 2  
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