フィットネス業界に関わらず、企業が新卒者の採用を募集
するときによく聞くのが、「熱い人を求めています」のキャッチフレーズ。熱い人はどういう人なのか考えてみました。
ある専門学校
教育課程編成についての意見交換
年に2回開かれる、専門学校の教育課程編成の意見交換会に出席してきました。出席者の中には、大型フィットネスクラブの総務兼採用担当の方がいました。
一年前より、ある専門学校の教育課程編成委員をやっています。年に2回(任期2年)、教育成果の報告を受けたり、教育課程について編成や、課題などの意見交換をしたりします。専門学校には多くのコースがあるのですが、会の後半は各コースに分かれて話し合いをします。私が担当するのはスポーツコースです。
コース担当の教員と、大手フィットネスクラブ総務の人、そして私の3人が意見交換を行うのです。
まずは昨年の実績や、今年度の計画について報告を受けました。
そのあと、今後の課題について意見交換がありました。
話題になったのは、
「フィットネスクラブが求める人材について」でした。
私はフィットネスクラブ関係者ではありません。
しかし、ブログを読んでいただいている方の中には将来、フィットネ業界で働きたいと思っている人もいるので、ここで書くことにしました。
将来フィットネ業界で働きたいと希望している人は、これから
何を考えていけばいいのかを、業界の現状を踏まえて、
参考にしていただければと思います。
フィットネスクラブが求める人材
意見交換の中で出てきた「フィットネスクラブが求める人材」について。
その人いわく、うちの施設はもちろん、全国的にも求めている人材の傾向は同じだそうです。
即戦力
新卒者にとってはハードルが高いのですが、即戦力を求めています。以前のように、クラブが主催するエアロビクスなどの養成コースもなくなり、クループレッスンができる人が少ないのが理由です。
エアロビクスをやっている方も少しずつ年齢が上がり、世代交代をしていかなければいけません。夜の時間帯のレッスンのなり手が少ないそうです。
また学校で資格を取得しても、お客さんの前でやれるレベルに達するには時間がかかるのが問題です。もちろん社内研修もあるのですが、学生時代から、フィットネスクラブでバイトをして、いかに多くのレッスンを受けてきたかが大切になってくるそうです。
アクアインストラクター
プールのある大型フィットネスクラブは水中エアロなどのクラスが充実しています。スイミング以外で、プールで集団指導ができる人材を求めています。
高齢化が進み、関節に負担がかからない、水中でのレッスンのニーズが高まっています。どこの施設もアクアインストラクターを求めています。
「私のところはアクアができれば即採用」と言っていました。
「熱い人」
熱い人の定義は人それぞれ違うでしょうが、その方いわく、同業者との集まりではいつも話題になるそうです。「熱い人が少ない」と。
業界が「熱い人」を求めているということは、応募者の中にあまり「いない」ということです。
・やりたいことを語れない
・夢を語れない
・「この業界でやっていく」という強いものがない
などです。面接のときに必ず聞くそうですが、多くの人は語れないそうです。
以上、求める人材を書いてみました。
「熱い人」とは熱さを内に秘めた人
「熱い人」の定義はいろいろあると思いますが、私は、「熱さを内に秘めた人」が熱い人だと思っています。
「熱い人」をイメージすると
・元気いっぱい
・はきはきしている
・思いを熱く語れる
・夢を熱く語れる
など、熱量がある人でしょうか。
そんな人は、自分の熱い思いを語っていけば、
フィットネスクラブに採用されやすいかもしれません。
実際に多く採用されているそうです。
しかし、そんな性格の人ばかりでは、ないでしょうか。
苦手な人もいるでしょうし、照れくさい人もいるでしょう。
性格的にクールな人もいますし。
そんな多くの人は、熱いものを持っていないのではなく、
表に出さないタイプの人かもしれません。
強い思いを持ち、かなえたい夢を持っている人は、
熱さを内に秘めた人と同じではないでしょうか。
【編集後記】
今夜、久しぶりにミリオンスターズの観戦に行きました。
20時30分ごろまでいましたが、時折、風が吹くものの、
まだ暑いスタンドでした。
明日も時間が合えば観戦してきます。
【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを
・ある話
・玉露と抹茶アイスバー