小学生がウォーミングアップを楽しくやる方法

小学生のチームサポート。しっかりウォーミングアップに取り組んでほしいときは、一緒に楽しんでやることも一つの方法です。

小学生のウォーミングアップ*友人がサポートしている小学生の様子

 

ウォーミングアップの目的

小学生にウォーミングアップの目的を聞くとちゃんと答えてくれます。監督やコーチが日ごろから言っているからでしょう。

しかし、頭で理解しているのと、意識してやるのは違います。
大人もそうですが、

・何となく
・いつものルーティンで
・しっかりやらないとしかられるから

「いつもやっているから、やっている」のが本当のところではないでしょうか。
ウォーミングアップの目的は

・練習・試合前のカラダと心の準備
・神経の促進
・筋温、心拍数を上げる
・ケガの予防

などです。
それに加え私は

・トレーニングの一つ
・今日の体調を知る

ことだと思っています。
そんな重要なウォーミングアップを何となくやるのはもったいないです。
小学生の場合、大人と違い理解してやってもらうには時間がかかります。

あまり説明をしてもつまらなくなりますし、わからなくなりがちです。
そんなときは楽しく動くことが肝心です。

楽しく動くことができればウォーミングアップの目的は十分に果たせるものではないでしょうか。

 

ウォーミングアップを楽しむ方法

小学生がウォーミングアップを楽しんでやるにはどんな方法が必要でしょうか。まとめてみました。

一緒にやる

監督や、コーチ、トレーニングコーチなどの大人が一緒にやるのも方法です。

 

大人の場合と違い、指導者側が一緒にやってもうっとうしがられません。
練習中はこわい監督などが、ときどき一緒にやってくれるのはうれしいものです。

もちろんそのときは、競技練習のように細かく、厳しく指示(指導)をしてはいけません。
あくまでも一緒に楽しく、です。

もし、一緒に参加して小学生が緊張するとすれば、日ごろの指導法を考えなくてはいけません。
練習以外で厳しいのは問題かと。
日ごろから委縮していればパフォーマンスは十分に発揮できないでしょうし。

 

ちょっとだけ違うことをやってみる

ウォーミングアップはルーティンですが小学生はそれでは飽きてしまいます。
継続してやることプラスちょっと違うことを取り入れてみましょう。

 

メインを変えるのではなく、サイドメニューをちょっとだけ変えるイメージです。

ちょっとだけ、

・ジャンプトレーニングを入れてみる
・ラントレーニングを入れてみる
・スキップを入れてみる
・縄跳びを入れてみる
・ボールを投げてみる/蹴ってみる/キャッチしてみる
・筋トレを入れてみる
・鬼ごっこをしてみる
・動物トレーニングをやってみる
・セルフケアをしてみる
・ペアでケアをやってみる
・ペアでストレッチをやってみる

何も難しいことばかりではありません。
ちょっとだけ違うことをやってみましょう。

変化をつけてみる

「違うことをやる」ネタがなければ、ときどき変化をつけてみましょう。

 

今までウォーミングアップの時間と量を変える方法です。
いつもやっているウォーミングアップを

・半分の時間でやってみる
やる内容は変えず2倍速でやるイメージです。
ぱっぱぱっぱとやってみましょう。

・倍の時間をかけてみる
だらだらやるのではありません。
ゆっくり、丁寧にやるイメージです。
いつもストレッチをしているならその時間を倍にしてみる。
ラントレーニングならジョグに変えてみます。

・いつもの半分にしてそれを2セットやってみる
いつも4セットやっているなら2セットに。
2往復ならば1往復にしてみます。
その半分ウォーミングアップを2回やってみましょう。

時間と量をちょっとだけ変えるだけで楽しくなるものです。

 

サラダのドレッシングを変えるイメージで

毎回行うウォーミングアップ。どうしてもワンパターンになりがちです。
サラダのドレッシングを変えるイメージで、少しだけ変化をつけましょう。

 

私はサラダを毎回食べるようにしています。
どうしてもレタス、ブロッコリーが中心になります。
いくらサラダ好きでもさすがに飽きてしまいます。

しかし飽きずに食べているのは毎回ドレッシングを変えているからです。

・塩だれドレッシング
・ゴマドレッシング
・和風ドレッシング
・青じそドレッシング

などなど……。

メイン(ココではサラダ)は変わりませんが、サイドをちょっとだけ変えると(ココではドレッシング)新鮮に感じるものです。

ランチにたとえます。
ライスやメインのおかずは競技の練習です。
サラダや付け合わせの小鉢はウォーミングアップとクールダウン。
そのサラダのドレッシングをちょっと変えるだけで、新しい気分になれるものです。

飽きないように、ただのルーティンにならないようにするのが大切です。
そうすれば楽しくできるものです。

 

そのようにウォーミングアップも新鮮なものにしていきましょう。
毎回新鮮な気持ちで取り組めばウォーミングアップの目的は自然と達することができます。
ちょっとした工夫をしていきましょう。

ウォーミングアップの記事は
90分の練習。「ウォーミングアップ」「ジャンプ」「ラン」のトレーニング

新しくサポートするチーム。はじめて見るときはココをみる

 

【編集後記】

全国小中高等学校が一斉休校になるそうですね。
部活動もできないのでしょう。
しっかり自主練をして乗り切るしかありませんね。

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

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