「今からでも筋トレをはじめたい」高齢者の筋トレサポートをするときの5つの配慮

高齢者もどんどん筋トレをはじめる時代です。高齢な方の筋トレサポートをするときはちょっとした配慮が必要です。5つの配慮をまとめてみます。

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高齢になっても筋トレをはじめる効果を伝える

高齢者の定義はあいまいです。日本では65歳から高齢者のグループに入れられてしまいます。しかし、75歳を超えても元気な方もいますし、40歳でも体力がない方もいます。
「ちょっと体力が落ちたな」と自覚をして、筋トレをはじめる方も多くなってきました。

筋トレによる代表的な効果です。

・筋量
・筋力
・基礎代謝

の増加です。

加齢と運動不足によって筋量は年々低下していきます。
筋量の減少の過程をサルコペニアと言うのですが、30代を超えると筋量は緩やかに減少していきます。
筋量の減少は50歳を過ぎると顕著にあらわれるといわれています。

 

筋量が落ちても脂肪量が増えるので体重は減少しません。
そのため知らない間にサルコペニアになっている場合もあるのです。

筋量も少なくなれば基礎代謝も低下します。
悪循環が始まるのです。

それらを予防するために筋トレをはじめなければいけません。
(もちろん有酸素運動も)
私はいつもそのように伝えています。

では筋トレをはじめようと思っている高齢者の筋トレサポートをするときには何を配慮すればいいでしょうか。

 

5つのちょっとした配慮

高齢者のサポートをするには、日ごろから運動をしている人や運動選手とは違い、ちょっとした配慮が必要です。配慮を5つにまとめてみました。

皮膚の乾燥

年齢を重ねると皮膚が乾燥しがちです。
冬になると白い粉をふいたようになることも。乾燥してかゆくなるのも特徴です。
ひざや肘などを床やマシンのシートついてトレーニングする場合は、クリームなどを塗ってもらうようにしましょう。
ヒリヒリして痛いものです。
皮がむけてしまうことも。

接触する箇所への配慮が必要です。

バランスの低下

運動不足や加齢によってバランス能力が低下しています。
一番怖いのがトレーニング中の転倒です。

バランス能力の向上のために筋トレをしているのに転倒してしまえば文字通り本末転倒です。
バランス能力が低下している前提でトレーニングをはじめましょう。

大きく横にステップしたり、大きく前にステップしたりするなどのトレーニングは注意が必要です。
やるのであれば徐々に距離を伸ばしていきましょう。
後ろに移動するトレーニングには特に慎重に。

はじめはカラダを安定にして行うマシンから始めてもいいかもしれません。
体力レベルに応じて、座ってできるトレーニングや、床に横になってできるトレーニングも工夫していきましょう。

風邪をひきやすい

風邪をひきやすいのも特徴です。
高齢になれば高血圧や糖尿病などの基礎疾患を持っている方も多いです。

抵抗力も若い方よりはないですし、インフルにも注意が必要です。
もし風邪をひいても治りにくいですし、重症化する可能性もあります。

トレーニングのあとの着替えや、手洗い、うがいなどの声掛けに配慮しましょう。
十分な睡眠や栄養、水分補給も伝えましょう。

柔軟性の低下

個人差もありますが柔軟性の低下も配慮しましょう。

・子ども<大人
・女性 <男性

大人、男性のほうが柔軟性は低いといわれています。
筋トレの前はウォーミングアップを入念に行います。

また関節を過度に動かすトレーニングは控えましょう。
徐々に動かす範囲を広げていくようにします。

聴力、視力の問題

聴力、視力についての配慮も大切です。

特に聴力はコミュニケーションをとるうえで重要です。
はっきりとした口調、大きな声で声掛けをしましょう。
聴力にも左右差があるあるので、聞き取りやすい耳側に立って話すのも大きな配慮です。

デモンストレーションも見えやすいように工夫しましょう。
なるべく近くで、ゆっくり、大げさにしましょう。

 

人生100年時代。高齢者の筋トレもどんどん増えてくる

最近人生100年時代だとよく言われるようになりました。
私の行っている大型フィットネスクラブは高齢者でいっぱいです。
元気な方が朝から筋トレをしているのです。

これからは「筋トレをはじめてみようかな」という高齢者ももっと増えてくるでしょう。

今までは大きなフィットネスクラブや公共施設でのトレーニングで満足だったかもしれません。
そこにいるスタッフに習うことも。

しかし、これだけ情報が集まる時代です。
中には本格的に習いたいという人も出てくるでしょう。
そんなときは、しっかりとした知識を持ち、ちょっとした配慮ができる人を選ぶはずです。

ちょっとした配慮ができるトレーニングコーチやパーソナルトレーナーになりましょう。
高齢者の筋トレもサポートできるよう私たちは力を蓄えておきましょう。

 

過去の記事もどうぞ
スーパーオールド(超高齢者)になろう。

「ゆっくりする」と「速くする」。どちらもカラダを上手く調節できるようにトレーニングをしましょう

 

【編集後記】

礼服を新調しようと紳士服の店へ行く準備。
下取りをしてくれるのでクローゼットから礼服を出したのですが、
まだ新しい。念のため着てみるとぴったりでした。
その前に着ていた礼服と勘違いしていました。
よく考えると2年ほど前に新調したばかりでした。
買わなくて&下取りに出さなくてよかったです。

 

【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを

・白桃・黄桃ビン詰め 台湾のお土産
・au pay設定

おしらせ 2  
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