待ち時間をムダにしない。選手たちの工夫

チームでウエイトトレーニング。
自分の順番がまわってくるまで、どうしても待ち時間ができてしまいます。
このグループの選手たちは自ら工夫して、待ち時間をムダにしないようにやっていました。

*ルーマニアンデッドリフト(自らみつけた方法)

 

どうしてもできる待ち時間

ウエイトトレーニングにはどうしても待ち時間ができてしまいます。

 

1つはトレーニングのインターバル。
・種目
・回数
・セット
にはインターバル(休憩時間)が必要です。
プログラムを実行するとき、休みなく連続でやることができません。

もう1つは、自分の順番がくるまでの時間。
チームでやるときは、施設や道具の数が決まっているので、
自分がやるまでに、待つ時間ができてしまうのです。

 

その待ち時間をムダにしないように工夫していたのが
彼らのグループでした。

 

楽しみながら自ら工夫

自分の順番がくるまでの時間。
そのグループの選手たちは楽しみながらトレーニングをしていました。
待ち時間をムダにしないように工夫して。

 

冒頭の写真。
トレーニング種目、ルーマニアンデッドリフトをやっています。
このグループは4人組ですが、そのほか3~4人の組が8つあります。
8つのグループは同時にいろんな種目をやっています。

道具が人数分ないので、グループの中で待ち時間ができてしまいます。
その待ち時間に違う話をしたり、関係ないことをしたり。
どうしても集中力が切れてしまします。
まだ高校生ですから、じゃれ合ってふざけてしまうことも…。

そこが高校生をサポートするうえで大切であり難しいところです。
が、なかなく上手くはいきません。

しかし今回、このグループは自ら待ち時間を工夫していたのです。

おもりを持っている選手は先頭で。
順番を待っている選手はうしろでウッドバー(軽い木の棒)を持って。
一列になり、やり終えたら後ろにまわり、次々と前に進んでいくことを
やっていたのです。

先頭の選手はうしろから見られている緊張感。
うしろの選手は軽いバーで何回もフォームチェック。
チェックとともにイメージトレーニングにもなっているのです。

これは私がアドバイスしたのではありません。
選手たちが自ら工夫しておこなっていたのです。
私はとてもうれしく、また感動してしまいました。
(「ブログに書くから写真とらせて~」と)

 

マネするグループも

しばらくすると、そのグループをマネするグループがいくつかできてきました。
(冷やかすグループもいましたが)

やっている様子が楽しそうだったからでしょうか。
決して楽ではない種目の数々。
うれしいことに、マネをしたグループも楽しそうにやっていました。
(これだけで、今日の私の仕事は大成功です)

いい雰囲気の中で90分のウエイトトレーニングが終了しました。

ウエイトトレーニングは
・回数
・セット数
・重量
・レスト(休憩)
などの設定が重要ですが、
・集中力
・やりきること
・楽しむこと
も大切です。
そしてなるべく効率的にやることが大切です。
(ムダをなくすことも)

彼らはその「待ち時間をムダにしない」方法をみつけたのです。
(すごいことです)

私たちがおこなうトレーニングでも、待ち時間はあるはずです。
彼らのように待ち時間をムダにしないように工夫していきましょう。

 

 

■今日のあとがき

昨日は朝からSEYMOURスキー場へ。
2時間滑り、千丈温泉清流で入浴。
自宅に戻りプログラム作成など。
夕方は高校野球部のサポートでした。

 

■Once a day(一日一回新しいことを)

・milky コッペパン

おしらせ 2  
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