トップアスリートやトップチームをサポートするとき、気をつけていることがあります。
それは「邪魔をしない」ということです。
*オリンピックで着用したユニホーム 石川県総合スポーツセンターにて
トップアスリート、トップチーム
過去に1人と1団体。
現在は1人のトップアスリートと1つのトップチームをサポートしています。
「トップアスリート」と「トップチーム」
いろいろな定義があるのでしょうが、私は
・日本代表クラス
・オリンピックや世界選手権の出場
・もしくは狙っている
レベルの選手やチームと定義しています。
「トップチーム」は「トップアスリート」の集まりになります。
そんな選手のトレーニングをサポートしているのですが
気をつけていることがあります。
それは「邪魔をしない」ということです。
邪魔をしないこと
サポートで「トップアスリート」や「トップチーム」に
どんな邪魔をしないのか、まとめてみます。
感覚
選手の「感覚」の邪魔をしないようにしています。
ウエイトトレーニングをサポートしていて、
ときどき、選手から
・なにか違う
・なにかイヤ
・なにか変
・よくわからない
・気持ちが悪い(感覚)
という言葉が出てきます。
そんなときはその感覚を尊重しています。
そして「なにが、そうなのか」を聞いてみます。
うまく言える選手、よくわからない、という選手がいるのですが、これは感覚の問題です。
うまく表現できなくてもあたりまえなのです。
少し修正をし、やってみても、やはり「なにか変」なら
もうやりません。
繊細な感覚を持っているトップアスリートも多いので、
その感覚の邪魔をしないようにしています。
感覚が狂うことは避けなければいけません。
ケガ
トレーニングにおいてケガをしないように注意をはらっています。
「ケガをする・させる」ことは最大の邪魔です。
ウエイトトレーニングをはじめトレーニングの目的の1つは
ケガの予防です。
(障害予防ともいいます)
目的の1つがケガの予防なのに、ケガをしてしまうのは本末転倒です。
プレートなどのおもりやシャフトバーなど、
・落としたり
・手や足をはさんだり
・つまずいたり
・引っかけたり
・ぶつけたり
すればケガにつながります。
また選手の実力以上の
・重量(おもり)
・回数
・種目
・フォーム
などもケガにつながる可能性があります。
ケガは大小にかかわらず選手生命にかかわります。
注意をしなければいけません。
生き残ってきた、というプライド
「ここまで生き残ってきた」というプライドの邪魔をしないようにしています。
トップ選手になったのですから、これまで多くの選手と戦ってきたでしょう。
メンバーに選ばれるために、敵だけではなく、チームの仲間からも
勝ち上がってきた選手たちです。
トップアスリートになったのは「生き残ってきたから」です。
だれもが気持ちの根底にはそのプライドがあるでしょう。
そのプライドを尊重するようにしています。
・強いダメ出し
・「このようにして」という強要
・強い否定
などはしないようにしています。
「どうしても」というときは、
「私はこの方がいいと思うけど、やってみる?」
と、声をかけます。
ああしろ、こうしろ、とはいいません。
(もちろん高校生に対しても)
「生き残ってきた」というプライドに敬意をはらって接します。
(私は生き残れなかったのですから)
前面に出してのサポートだけではなく…
選手のみなさんの
・体力の向上
・筋力・パワーの向上
・パフォーマンスの向上
・ケガの予防
のために、いろいろな方法でサポートします。
そして
・ストレッチのテクニック
・筋トレのテクニック
・オリンピックリフティングのテクニック
・ダンベル・セラバンド・メディシンボールのテクニック
・スピード&アジリティのテクニック
・ジャンプのテクニック
なども伝えサポートしています。
しかし、テクニックなど前面に出してサポートするだけでなく、
「邪魔をしない」というサポートも大切です。
これはトップアスリートだからこそ、でもあります。
トップアスリートやトップチームを
・これからサポートする人
・すでにしている人
・これからやりたい人
そんな方の参考になればと。
■今日のあとがき
3/31(日)朝、ルーティン、事務仕事。
ファミレスに移動して引き続き仕事を。
ブックオフで本を数冊購入。
読みたい本がありました。
夕方、ウオーキング。
花粉、黄砂に負けず70分歩きました。
これからは天候ではなく、花粉との闘いです。
■Something new Once a day
(一日一回新しいことを)
・あるポイントカードとアプリ紐づけ
・プレミアム醤油とんこつ