「肉体改造」はよく聞く言葉です。スポーツ選手なら、改造しなくてもいいカラダをつくっておきたいものです。
*肉体改造中(イメージです)
スポーツ選手にはカッコいい言葉
なぜか、肉体改造はスポーツ選手にとってカッコいい言葉です。
言葉の響きとイメージがいいからでしょうか。
・この冬、肉体改造をした
・この夏、肉体改造に取り組んだ
・肉体改造をしてから、記録が飛躍的に伸びたらしい
・肉体改造をして勝ったらしい
・○○選手は肉体改造をしたようだ
など、スポーツニュースや雑誌でよく取り上げられています。
冬のトレーニングキャンプや夏の合宿トレーニングの特集でも、肉体改造の様子が放送されています。
(有名選手がトレーニングで、ぶっ倒れるシーンは絵になります)
ウエイトトレーニングをガンガンやって、筋肉モリモリになれば、記録が飛躍的に伸びると思いがちです。
(高校生たちもよく言っています)
全く違うとはいえませんが、そんなに簡単なものではないはずです。
ウエイトトレーニングをして
パワー
スピード
筋力
筋肉
体重もしくはダウン
などをアップさせても、(体重はダウンも)競技の技術が伴わないとプレーはうまくなりません。
もちろん勝負事ですから、必ず勝つとも限りません。
「上手くなりたい」
「勝ちたい」
だから、
「肉体改造」
そう、単純に考えることに違和感があるのです。
ウエイトトレーニングを否定しているのか
では、ウエイトトレーニングを否定しているのか。
ウエイトトレーニングによって
・パワーアップ
・スピードアップ
・筋力アップ
・筋肉アップ
・体重アップ(もしくはダウン)
させることを全く否定はしていません。
少なくとも私は。
そもそもウエイトトレーニングをサポートするのが私の仕事のひとつです。
ウエイトトレーニングをどんどんやるように言っていますし。
肉体改造したから上手くなる
上手くなりたいから肉体改造をする
と、いう発想が苦手なのです。
改造なんてしなくていいカラダをつくっておこう
わざわざ肉体改造なんてしなくていいのが理想です。
そもそも肉体改造は
・普段、ウエイトトレーニングをやっていない
・一発逆転を狙っている
・ムキムキ神話を信じている
人が、「肉体改造」に取り組む前に、使う言葉ではないでしょうか。
日頃から、ウエイトトレーニングの重要性を理解して
・競技練習以外のトレーニングに取り組んでいる
・ウエイトトレーニングをガンガンやっている
・ウエイトトレーニングをコツコツやっている
そんな人たちは、決して「肉体改造」をするとは言わないのではないでしょうか。
「改造」なんて必要ないのですから。
(もちろん日々修正や前進(漸進)はしています)
もしもスポーツ選手なら、わざわざ「肉体改造」をしなくてもいい選手をめざしましょう。
私もそんな選手や生徒をサポートしていきます。
【編集後記】
Amazon Prime Videoでまちがってレンタルしてしまいました。
字幕版ではなく吹替版を。
基本的に海外の映画は字幕版で観たい派です。
キャンセルもできず仕方なく最後まで観ることにしました。
(再生ボタンを押したあとだったので)
ネットで調べると、商品の性質上、キャンセルできないとのこと。
絶対にできないこともないようですが、手間がかかるようです。
(キャンセルボタンをポチッ、というわけにはいきません)
やはり映画のおもしろさは半減しました。
日本語での「キャーキャー」は苦手です。
次回からは気をつけます。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
・朝8時から、ある研修