フィットネスクラブや24時間ジム。ひとりで黙々とトレーニングをしていますが、人に見られています。立ち振る舞いに気をつけましょう。
あなたは見られている。なぜならあなたも見ているから。
あなたも見ているように、あなたは見られています。
ひとりで黙々とトレーニングできるのが利点のジムでの筋力トレーニング。
グループで楽しむスタジオプログラムとは違った楽しみがあります。
ジムスペースが混んでいてなかなかできないこともありますが、やる順番を気にしなければ、どれかできるはずです。
ジムでの筋トレは自分のペースでできますし、重量の変更も自由です。
ときどき自己新記録に挑戦している人も多いでしょう。
そんな筋力トレーニングですが、人によく見られているものです。
私は、
・友だちはいない
・ひとりでやっている
・そんなに重たいものはやらない
・静かにやっている
・ムキムキではない
・ナイスボディではない
と、思っているかもしれません。
しかし、ものすごく見られているのです。
理由は簡単です。
「あなたもトレーニングの合間に人を見ている」からです。
ジムスペースには筋トレのエリアと有酸素のエリアがあります。
筋トレエリアにはマシンやダンベル、バーベルなどがあります。
通常、筋トレは複数セットやります。
連続してやる方法もありますがかなりハードですし、上級者が取り組むものです。
私を含め一般会員は同じ部位のトレーニングを数回やり、休憩します。
休憩のあと何セットかをまたやります。
休憩タイムはスマホチェックをするかもしれません。
ではスマホチェックをしない人は数分の休憩タイムに何をするでしょうか。
「人の様子を見る」こともあるのではないでしょうか。
私は職業がらトレーニングフォームやトレーニング内容が気になります。
そのためなるべく見ないようにしていますが、やはり目に入ってしまいます。
もちろん女性男性問わず、です。
また有酸素トレーニングをしているとします。
バイクやトレッドミルなどは比較的長い時間利用します。
テレビを見たりスマホで動画を見たり、音楽を聴いている人も多いでしょう。
ずっと画面に夢中であればいいのですが、長時間の運動に飽きてきてしまい、周りをキョロキョロすることはないでしょうか。
そんなときは人を見ていることはありませんか。
不思議なもので、人にあまり興味がない人でも見てしまうものなのです。
有酸素マシンが窓に向かって設置してあったとしても夜は鏡に変わります。
夜の窓に限らず、フィットネスクラブは鏡が多いので、鏡の反射を利用すればどこからも見ることができるのです。
いかにもと言った感じで人を見るのは失礼ですが、鏡越しに人を見ていることは意外と多いのではないでしょうか。
フィットネスクラブで人をよく見てしまう理由は
・筋トレなら休憩タイムがある
・有酸素トレなら飽きてしまう(画面や音楽に)
・フィットネスクラブには鏡が多い
です。
そして
「あなたも人をよく見ているから」
なのです。
そのため、人からよく見られていることを自覚しましょう。
そして、あまり悪い印象を持たれないように立ち振る舞いに気をつけましょう。
NGな立ち振る舞い
NGな立ち振る舞いを紹介します。
汗を拭かない(タオルをもっていない)
タオルをもっていない人が多くてびっくりします。
汗をあまりかかないのが理由でしょうが、そんな人でもタオル持参は必須です。
最低限のエチケットは必要です。
汗をかかなくてもタオルを持っていることが重要なのです。
汗をかく、かかない、その人の体質は他人にはわかりません。
「あの人、タオルも持っていない」⇒「汗を拭かない」⇒「汗が床に落ちても平気な人」⇒「きたない」⇒「エチケットがない」
になってしまいます。
タオルをもっていないだけで、そこまで想像されると思うと、いくら他人だからと言ってイヤなものです。
そのように思われて損をしないようにしましょう。
ポージングばかり。ポージング大好き
鏡に向かってのポージングはほどほどにしましょう。
トレーニングをすると筋肉のパンプアップはうれしいものです。
パンプアップとは筋トレによって一時的に筋肉が膨らむ現象のことです。
それを確認したいものですが、ほどほどにしましょう。
自己満足の世界で構わないかもしれませんが、他から見ればあまり気持ちのいいものではありません。
ムキムキな人のポージングもほどほどに。
あえてやらなくてもムキムキはよくわかります。
やるならひとりのシャワールームで思う存分やりましょう。
「うっ!うっ!」大声を出す
大声もほどほどにしましょう。
自己記録や最大重量を扱うときは気合が必要です。
声を出すと1.5割増しとよく言いますし。
しかしそれもほどほどにしましょう。
突然の人のうなり声はびっくりしてしまいますし、心地よいものではありません。
私も声を出す重要性は重々わかっていますが、聞く立場のときは不快なものです。
うなり声もほどほどにしましょう。
ときには大声を出さない努力も必要です。
他の人を不快にさせるのは損です。
シューズがきたない
ウエアはあまり見られていませんが、シューズはよく見られます。
きれいな室内専用のシューズを履きましょう。
よくあるのが、何十年前のシューズ。
自分の子供が学生時代に履いていたおさがり。
うち履き専用だったのか汚れていませんが、自然劣化で汚れています。
足にも悪いのでなるべく新しいのを履きましょう。
できるならばシューズには少し投資をしたほうがいいのかもしれません。
かかとのソールが剥がれかけている人もいますし、歩くとソールの粉が舞う人もいます(トレッドミルで歩いた後は真っ黒)
知らない人とすれ違う時は、下を向いているので、シューズが目に入ります。
すれ違った瞬間
「きたなっ」
と、思われるは損です。
きれいなシューズは清潔感もそうですが、足のためにも必要です。
ソックスの裏
ソックスにも気をつけたいものです。
特にソックスの裏です。
シューズを脱ぐことがなければ関係ありません。
しかし、ストレッチマットに上がるときはシューズを脱ぐこともあるでしょう。
つま先の破れは履くときに気づきますが、ソックスの裏の穴や、うすくなっているところは気がつきにくいものです。
しっかり洗ってあるのはわかりますが、ソックスの裏が薄くなっていると清潔感がなくなります。
「網タイツのソックスか」
と中には思わせる人も。
そんな私も、気づかないうちに裏が薄くなっているときがあります。
幾度か恥ずかしい思いをしました……。
今ではソックスを履いて、少しでも薄くなっているところがあれば、すかさず指を入れます。
無理やりでも穴をあけて捨てるようにしています。
「もう一回もう一回」が命とりです。
気がついたら、補修をするか捨てるようにしましょう。
寝転がってストレッチしているとき、頭の上に穴の空いたソックスが迫ってくると少し……。
気をつけたいものです。
直接迷惑をかけるわけではないけれど
直接、迷惑をかけるわけではないけれど気をつけたいものです。
突然、大声を出されて驚く。
それ以外は、特に直接迷惑がかかることではありません。
しいて言えば「タオルで汗を拭かない」
それはこの時期ですから最近は特にデリケートになっています。
(感染リスクはないのですが……)
しかし、自分が気になることは相手も気になっている可能性は高いものです。
正論ぶって&いい子ぶって、
「人が嫌がることはしないでおきましょう」
とは言いませんが、何も悪いことをしていないのに
(迷惑をかけるつもりがない+迷惑をかけたくない)のに、
まわりから、いやな目で見られるのはとても損です。
「人の目は気にしない。自分のやりたいようにやる」
それもいいのですが、私はフィットネスクラブではそんな勇気がありません。
何をしていても、不快に思われたり、いろいろ思われたりすることがあるかもしれません。
でも、上記のことに少し気をつけていれば、イヤな目で見られることは最小限に抑えられるのかなと。
ひとりでトレーニングしていますが、多くの人がいる空間です。
イヤな感じを与えないように少しだけ立ち振る舞いに気をつけたいものです。
【編集後記】
尊敬している仲間(大先輩)が訳をしている本が発売されました。
昨年から訳しているのを知っていたので発売を楽しみにしていました。
さっそく今朝、2~3種目を実践してみました。
トレーニングの幅が広がるのが楽しみです。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
・「.st」オンライン
・京都スタミナラーメン