どこにでもすごい人はいるものです。同じ業界で働いている、すごい人をみると、自分との差に落ち込むこともあります。でも落ち込んでばかりいても仕方がありません。落ち込まない方法をまとめてみました。
*秋葉原駅にて
業界のすごい人
すごい人はたくさんいますが、特に意識してしまうのは、同じ業界で働いている人たちです。
全く同じ仕事をしているわけではないので、業界や同業者という言葉は私の好きな言葉ではなく、
あまり使いませんが、似たような仕事をしている人たちという意味で使ってみました。
仕事を始めたばかりの頃や、若い頃は業界のすごい人を見ても、
あこがれの対象でしかありませんでした。ある意味ファンだったかもしれません。
その人の講習会に参加する。
顔と名前をおぼえてもらう。
次回参加したときに、「いつもありがとう」と言ってもらえる。
それがうれしく、その人の知り合いになった感覚でいました。
そのことは決して悪いことではなく、成果もしくは結果を出している人を
身近で見ることで勉強になり自分の目標になります。
その人が書いた本やSNSなどの発信もマメにみて、
その人の考え方をインプットすることはとても良いことです。
しかし、自分の年齢も上がり、仕事もある程度できるようになってくると、
「あこがれ」や「目標」とは少し変わってきます。
「あの人はずっと、すごいままだけれど、私は……」
などと落ち込んでしまいます。
「すごい人は意識しない」と思える人はいいのですが、
もしも意識してしまうのならば注意が必要です。
意識していてばかりいるのはいいことではありません。
すごい人をみても落ち込まない方法
「すごい人をみても落ち込まない方法」と書きましたが、どうしても意識してしまいますし、時には落ち込んでしまうものです。
そんな時は素早いリカバリーが大切です。今でもやっているリカバリーの方法を紹介します。
もっとその人から学んでみる
その人がやっている講習会などに出てみて、もっとインプットしてみましょう。
やっぱりすごくて、落ち込んでしまう可能性もありますが、
あえて学んでみることで、以前とは違った学びがあるはずです。
ずっとすごい人でいるには、その人も常にバージョンアップいているはずです。
バージョンアップし続けている中で、以前の私はそのバージョンしか学ぶことができませんでした。
しかし、年齢や経験が少し上がった今は、前のバージョンと今のバージョンがわかるようになっているのではないでしょうか。
どこが変わったのか、どこが変わっていないのかもわかりますし、
もしかすると、エラーも発見できるかもしれません。
「やっぱりすごいや!私なんかまだまだだな」
と余裕を持ち、明るく思えるかもしれません。
差を感じて落ち込むリスクも否定しませんが、もっとその人から学んでみましょう。
あるあるマインドを持つ
あの人と比べて
・英語ができない
・有名選手をサポートしていない
・雑誌にも出ていない
・有名ではない
・セミナーをしてもあの人のように集まらない
・強いチームをサポートしていない
・オリンピック、ナショナルチームに関係していない
などは
「あれもない」「これもない」の「ないないマインド」です。
「ないないマインド」だとキリがありません。
自分がやっていること、満足していることにフォーカスして
「あるあるマインド」を持ちましょう。
・地域でやっている
・これからの選手をサポートしている
・これからのチームをサポートしている
・気を使わなくてもいいことが多い
・制約なく自由にできる
など「ある」ことに気持ちを向けましょう。
「あの人すごいから」と思うことは、目の前の選手に失礼
「あの人すごいから」「自分と比べて……」と思うことは、サポートしている選手に失礼なことです。
選手の立場になってみると、自信のないトレーニングコーチはイヤです。
日ごろからキツいトレーニングをプログラムしているコーチが、
「あの人と比べて、私は……」と落ち込んでいるのは最悪です。
自信がないのに、「トレーニングを指示するな」と思うでしょう。
自信を持ってサポートしてくれているからキツいトレーニングも頑張れるのです。
依頼してくれた監督も保護者も一緒です。
もし、落ち込む瞬間があったら、目の前にいる選手のことを思い出し、
「いけねっ!失礼しました」と反省しましょう。
せめて一緒にキャッチボールができるまでになろう
今までは野球教室でプロ野球選手と柔らかいボールでキャッチボールをしている子どもみたいなものでした。少し、実力をつけて、野球選手同士、硬式球でキャッチボールができるようになりましょう。
すごい人をみつけても、あこがれているだけではいけません。
そして落ち込んでいるだけでもいけません。
ちょっとずつですが、経験や学習を積んで、せめてキャッチボールが
一緒にできるくらいにはなりましょう。
一緒にプレーできなくても、いいのです。
共通言語で話せるようになろうということです。
(もちろん、一緒にプレーすることを目指すなと言っているのではありません)
その人にはその人の役割があり、自分だからできることもたくさんあります。
すごい人を意識しつつ、(近づける努力をしつつ)目の前のことをやっていきましょう。
目の前の選手に全力でサポートしていきましょう。
そうすれば、落ち込むこともないのではないでしょうか。
【編集後記】
前職のスタッフから、チームの測定結果を近日中にまとめて
送るという連絡が。
昨年までとは違い別の場所でチームのサポートをしているので、
連絡は必要です。
多少のデメリットはありますが、多くのメリットも。
メリットを最大限に生かし、春からの大会につなげたいと思っています。
【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを
・札幌海老麺舎
・フィットネスEvery
・ショコラひよ子