腕立て伏せをいつもやっていると、次第に飽きてくるものです。そんなときはセブン・ポジション腕立て伏せをやってみましょう。
*セブン・ポジション腕立て伏せ(フィニッシュ)
腕立て伏せは飽きてしまう
腕立て伏せは、どこでもできる筋力トレーニングのひとつです。
腕立て伏せをすると
・上腕三頭筋
・大胸筋
・三角筋前部
などを鍛えることができます。
腕立て伏せを日常のトレーニングに取り入れている人も多いのではないでしょうか。
両手の間隔を肩幅よりもやや広くし、おなかに力を入れ(お尻をしっかり締めて)床までカラダを落とすトレーニングです。
簡単にやれる半面、ある程度できるようになれば、だんだん飽きてくるものです。
回数を多くするのも程度がありますし、セット数を増やしても……。
そんなときは、ときどきセブン・ポジション腕立て伏せをしてみましょう。
セブン・ポジション腕立て伏せ
ときどき選手や生徒にセブン・ポジション腕立て伏せをしてもらうことがあります。
セブン・ポジション腕立て伏せについて説明してみます。
セブン・ポジション腕立て伏せをはじめる前に
セブン・ポジション腕立て伏せをする目的は
・ノーマル腕立て伏せが飽きることの防止
・いつもとは違う刺激
・実際にある、手幅ポジションでトレーニング
などです。
少し変形なので回数はあまりやりません。
私の場合はワンポジション3回~5回ほどやります。
そして連続ですべてのポジションをやっていきます。
合計21回~35回くらいでしょうか。
回数を多くやるとキツイですし、手首を痛める可能性も出てきます。
あまりにもきついとフォームも崩れます。
腕立て伏せは体幹トレーニングのひとつだと思っているので、カラダが反っても、山なりになってもいけません。
あくまでも「違った刺激」をカラダに与えるという目的でやっています。
姿勢が崩れるのは本末転倒です。
あくまでも姿勢はキープです。
もしも、しんどくなったら膝をついてやります。
姿勢をキープして腕立て伏せをするのが重要です。
ファースト・ポジション
ファースト・ポジション腕立て伏せは通常の腕立て伏せです。
*ファースト・ポジション
手幅は肩幅よりやや広めです。
しっかりカラダをキープして行います。
セカンド・ポジションとサード・ポジション
セカンド・ポジション腕立て伏せです。
右手を前へ、左手をカラダに近く(うしろ)にして腕立て伏せをします。
*セカンド・ポジション
その左右逆がサード・ポジション腕立て伏せです。
*サード・ポジション
フォー・ポジション
フォー・ポジション腕立て伏せです。
*フォー・ポジション
手幅はファースト・ポジションと同じですが指の向きは内側です。
脚でいう内またです。
ファイブ・ポジション
ファイブ・ポジション腕立て伏せです。
*ファイブ・ポジション
フォー・ポジションから今度は指の方向は外です。
脚でいうガニまたです。
シックス・ポジション
シックス・ポジションは手幅をうんと広くします。
ワイド腕立て伏せです。
*シックス・ポジション
大胸筋に刺激がたくさんいきます。
後半なのでとてもきつい腕立て伏せです。
セブン・ポジション
セブン・ポジションは両手が触れ合うまで近づけます。
中には手を重ねてやる選手もいます。
*セブン・ポジション
セブン・ポジションは上腕三頭筋に負荷がかかります。
最後なので一番きつく感じます。
終了後、ダウンする選手もいます。
ときどきセブン・ポジション腕立て伏せをしてみましょう
セブン・ポジション腕立て伏せの説明をしてきました。
同じことをやっているとその刺激に慣れてきます。
トレーニングには漸進性の原則があります。
筋力トレーニングにおいて、同じことだけを継続していると、あまり効率的ではありません。
ある程度の筋力は向上しますが、そのあとは向上しにくくなってしまいます。
筋力の現状維持にはなりますが。
腕立て伏せも同じです。
ときどき、回数やスピード、セット数などを変えて、カラダに違った刺激を入れましょう。
そのバリエーションのひとつとしてセブン・ポジション腕立て伏せをやってみてください。
想像以上にきつく感じるかもしれませんから。
【編集後記】
午前中はサポートしている部活動の部長とコーチの両先生と打ち合わせを。
トレーニング方針を話してきました。
監督は不在でした。
小一時間でしたが有意義な話ができました。
そのあと、ほかの部活動の先生とはじめてお話をしました。
今後お手伝いできることがあれば楽しみです。
夕方は午前中に行った学校でサポート。
一日に二回、学校に行ったのははじめてでした。
【昨日のOnce a day】 一日一回新しいことを
・頑張家
・ウエルシアオリジナル単3電池