足首が硬い。そんなときは「アンクルモビライゼーション」

「足首が硬い」よく言われる言葉です。
そんなときはトレーニングのひとつとして「アンクルモビライゼーション」をすすめています。
*アンクルモビライゼーションをする選手

 

足首が硬い

よく「足首が硬い」と言います。

しかし、ほとんどの場合、足首(関節)そのものの硬さではありません。
多くはふくらはぎの硬さによるものです。

そのため、みなさん、ふくらはぎのストレッチをよくやります。
アキレス腱を伸ばすようなストレッチやしゃがむストレッチなどがこれです。
そのストレッチを継続しても足首がやわらかくならないことがあります。

ふくらはぎが硬い場合とちがい、足首の関節そのものが硬い場合もあるからです。
その場合、ふくらはぎのストレッチだけでは効果が出ないことがあります。
「足首の動きが悪いから」と、いってもいいかもしれません。

私の左足首は右と比べ少し硬いです。
理由は11年前、左足首を大ケガしたからです。
(左腓骨骨折、内くるぶしと外くるぶしが離れる骨折)
その影響で左足首の関節そのものの動きが悪いのです。

いろいろ試してきましたが、私はこの「アンクルモビライゼーション」の効果が
一番いいようでした。
ここ数年、実践しています。

その結果、鏡でみても、左右の足首の曲がり具合に差はなくなりました。
(左足首を曲げるときの感覚は、まだ硬いですが)

足首を曲げるときの左右の感覚、やわらかさなど、
左右差は完全になくならないと思っています。
(人工じん帯ですし、手術で皮膚も切っていますから)
それでも今後、「アンクルモビライゼーション」は続けていこうと決めています。

このような私の大ケガの後遺症ではなく、
足首の動きが悪い(硬い)なら、「アンクルモビライゼーション」を
取り入れてみるのもいいかもしれません。

 

アンクルモビライゼーションの方法

「アンクルモビライゼーション」の方法です。

 

1、まず膝立ちになります。

2、次に片方の足を横に自然に開きます。
股関節を90度ほど開きますが、自然に開く位置でかまいません。
開き具合は人それぞれで大丈夫です。

足を前に出すのではなく、横に出すのがポイントです。

前に足を出すと、出した距離によって足首の動き方が変わってきます。
(硬く感じたりやわらかく感じたりします)
そのため毎回、膝立ちからスタートしましょう。

 

3、開き出した足(写真では右)と反対の手(左手)でかかとと床をおさえます。

下の写真のように親指と人さし指のまた(指間口)でアキレス腱をつつみ、
薬指と小指で床をおさえましょう。

4、開き出した足(右)と同じ手で(右)を使います。

右手の親指と人差し指のまた使って、足首の前(くぼんだ場所)をつつみます。

5、足首が床から浮かないように左手でおさえ、
おなかと胸を使って足のスネを前に押していきます。

ゆっくり3秒ほど、前に押し続け、力を抜いて元の位置に戻します。
それを数回やりましょう。

右手は、足首の動きに合わせて、かかとの方向(斜め下)に押し込むのがポイントです。
膝の皿が、足(趾)の人さし指(第2趾)と中指(第3趾)の方向に
動かすようにしましょう。

これが「アンクルモビライゼーション」です。

ずっと膝を押し続けるストレッチではなく、名前のとおり
・アンクル(足首)
・モビライゼーション(動かす)
足首をゆっくり動かすのがポイントです。

 

トレーニングで、かかとが浮かなくなる効果も

「アンクルモビライゼーション」をおこない足首がやわらかく(動きやすく)なると、
・スクワット
・デッドリフト
などの筋力トレーニングで、かかとが浮かなくなります。

それらの筋力トレーニングで、かかとが浮いてしまうと、
膝が前に出すぎてしまいます。
その結果、膝を痛めることがあるのです。

また、足首がやわらかくなると、しゃがむことが容易にできるようになります。
今はあまり利用しないでしょうが、和式トイレでも不都合はありません。

そして足首がやわらかくなると、足の安定性も出てきます。
(「やわらかい」というより「動きやすい」)
重心を落とした(軽くしゃがんだ)とき、足裏全体が床につくからです。

かかとが浮いた状態で床を押すよりも、足裏全体で床を押したほうが
床に力が伝わります。

・ふくらはぎのストレッチをしてもダメ
・筋トレのときかかとが浮いてしまう
・足首の動きが悪い
・足首の安定性がない
・片足だとすぐにバランスを崩してしまう

そんな人はぜひ「アンクルモビライゼーション」を
ウオーミングアップやトレーニングに取り入れましょう。

そして継続していきましょう。
私も継続中です。

 

 

 


■今日のあとがき

3/12(火)朝から雨。
スキー場に行くのは断念。
(大正解でした)
自宅とファミレスで仕事。
午後からは選手のサポートでした。
夕方からは青森から出張帰りの友人と
金沢駅で合流。
食事をしながらいろいろな話を聞くことが
できました。

 

 

■Something new Once a day
(一日一回新しいことを)

・Pontaカード連携
・つるぎ+サンダーバード予約
・寅ひげ
・煌星(きらぼし)

 

おしらせ 2  
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