トレーニング、3つのおきて

「おきて」それは原則のこと。トレーニングを効果的におこない、目的を達成するには3つの「おきて」が必要です。DL

 

トレーニングには3つの「おきて」があります。

・負荷をかけること
・順を追って、少しずつ進むこと
・くらべてみたとき、ちがっていること

です。
それらは、すべてのトレーニングにあてはまります。

・筋力トレーニング
・ジャンプトレーニング
・スピード、アジリティのトレーニング
・持久力のトレーニング

トレーニングは、ただキツイことをやっても効果が出るとは限りません。「おきて」を守らずにおこなうと、ケガをすることになります。

トレーニングの3つの「おきて」をまとめておきます。

過負荷のおきて

過負荷とは、負担が大きいことを言います。
専門用語では

「過負荷の原則」、「オーバーロードの原則」

と、いいます。
「普段やっているトレーニングよりも負荷が大きいトレーニングをしなければ効果はない」ということです。

たとえば、ウエイトトレーニング。同じ重さでトレーニングをしていてもそれ以上、筋力は向上しません。

もし、向上させたければ、さらに重いおもりでトレーニングをしなければいけません。

そして、重さだけではなく、回数や、時間、頻度なども多くしていかなければいけません。

これが「過負荷の原則」です。

漸進(ぜんしん)性のおきて

漸進とは、順を追って少しずつ進むことです。

「トレーニングの強度やトレーニングの量を徐々に増やしていかなければいけない」ということです。

「過負荷のおきて」でも言ったように、同じ重さで、ずっとやっていても効果は期待できません。
重くはしますが、急激に重くするのではなく、少しずつ増やしていかなければいけません。

急激に増やしてしまうとケガにつながるからです。

重さだけではなく

・週のトレーニングを増やす
・新しいトレーニングを取り入れる
・トレーニングの難易度を上げる

などもあります。
これはトレーニングだけではなく、競技の技術練習にも当てはまります。

これが「漸進性の原則」です。

特異性のおきて

特異性とは
「くらべてみたとき、はっきり、ほかのものと違っているようす」
のことです。

「特異」という言葉がわかりにくいですね。
「特異性の原則」とは

「胸のトレーニングをしても足は鍛えられない」

と、いうことです。
また、

・水泳の練習をしても、マラソンは速くならない
・サッカー選手は野球の練習をしない

とも言えます。技術練習にも当てはまります。

これが「特異性の原則」です。

3つのおきて

・過負荷
・漸進性
・特異性

を、覚えれば、トレーニングを安全で効果的に
おこなうことができます。

普段のトレーニングが、そんな「おきて」を、
守っていたんだと、分かっていただければ、
うれしいです。

 

おまけ

買った音声の教材、4回聞きました。
1時間40分ほどの音声です。
勉強になります。

おしらせ 2  
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