いつも行く定食屋さん。ポイントカードに毎回スタンプを押してくれます。500円ごとに平日は1ポイント、土曜祝日はポイント2倍です。
私はいつ行っても特別に2倍押してくれていましたが、ある日のポイントは通常ポイントでした。不思議なことに、なぜかとても損した気分になりました。
*お店のポイントカード
ポイントや割引をあまり気にしないようにしているつもり
ポイントや割引はあまり気にしないようにしているつもりです。
以前は、ポイント大好き、割引大好き、バーゲン大好きでした。
しかし、お店は混むし(サービスが悪くなる)、バーゲンは舞い上がってしまい、余計なものを買うし、やめるようにしました。
はじめのうちは、まだ欲しいものばかりで、バーゲンになると心踊り、物欲が増していたのですが、最近はあまり欲しくはなくなりました。
お店の手のひらで踊らされるのはイヤですし、戦略にハマってムダなものを買いたくはなくなったのです。
最近では値段が安くなっているのを見ても、「定価でもコレを買うのか」と常に自分に問いかけています。
過去に記事を書きました。
⇒今日は8%OFFの日。あえて行かない選択
⇒タイムセールはお祭りです。「お祭りだから欲しいのよ」と、おばあちゃんが言った意味
しかし、よく行く店などは違います。ポイントアップの日や、バーゲンの日は避けますが、ポイントがもらえれば喜んでもらいます。
もし割引されていても、定価でも買うだろうと思うモノだけを買うようにしています。
もちろん欲しいものを見つけておき、チャンスが来たら買うこともありますが。
いつも特別にポント2倍
私がよく行く定食屋さん。いつ行っても私には特別に2倍ポイントをくれます。
ポイントは意識しない私ですが、いつもよく行く定食屋さんではポイントをもらっています。大好きなお店ですから、ポイントがあってもなくても行きますし、たまたまポイントをつけてくれるだけのことです。
頻繁に行くわけではないのですが、オープンしたての頃から行っており、店主も顔を覚えてくれています。
(先日は24時間ジムで偶然に会い、その後お店でジムの話で盛り上がました)
そんなこともあるのか、私がいつ行っても特別に2倍ポイントをくれるのです。
20ポイントでいっぱいになるカードは500円の割引に使えます。
冒頭の写真のカードがすぐにいっぱいになるのです。(してくれるのです)
お店は台湾のご夫婦がやっている台湾料理店です。
食事はボリュームがあり且つおいしく、いつも満席です。
日本語はあまりうまくはありませんが、ご夫婦の人柄がよく、みんなに愛されている感じです。
もしかすると常連さんには私のようにポイント2倍なのかもしれません。
ある日、いつものようにおいしいい定食を食べ、会計でお金とポイントカードを出すと、
なぜか通常ポイントしか押してくれませんでした。
ちょっとショックでした。
でも当然のことです。平日は1ポイントなんですから。
しかし、いつも2倍のポイントをもらうことに慣れている私は、なぜか損した気分になったのです。
「えっ」と。
すぐに、そう思った自分が恥ずかしく思えました。
いつも、さんざんポイントをもらっているのに……。
「自分はなんてひどい奴なんだ」と落ち込んでしまいました。
「いつもたくさんポイントをくれて、カードがすぐにいっぱいになります。
そしてそのカードで500円を何回も引いてくれたのに……」
いつもサービスをしていて、一回通常のことをしただけで、「損した」と思われるとは、
お店の人もたまったもんじゃありません。
そのように一瞬でも思った私は反省です。
サービスをするならいつも同じ。特別なサービスはときどき、ちょこっと
人は勝手なものです。ちょっとしたサービスをあたりまえだと思い、そのサービスがなくなると損をした気分になります。
サービスをするならいつも同じサービスを。特別なサービスは、ときどき、ちょこっとするのがいいのではないでしょうか。
いつもしてもらっているサービスがあたりまえになり、いつもそんなものだと思い込んでしまいます。
よくネットでは改悪、改悪と言いますが、もしかすると今まで余分にサービスを受けていたのかもしれません。(中には便乗値上げや、努力不足もありますが)
今回のことで、「損した」とは、そんな時もそう思うものだと体験しました。
何かで聞いた話を。詳しい内容や金額は覚えていないので創作です。
パート先がとても儲かっていて、時給が100円一気に上がったとします。
はじめはうれしいのですが、すぐに当たりまえになってしまいます。
半年後、急激な不景気により、時給20円の減額をお願いされます。
すると、とても損した気分になり、経営者に多くの文句を言ってしまいます。
もちろん減額はいけないことですが、よく考えると、半年前から80円ものアップです。
もしも100円減給だったら文句はあるでしょうが。
このように人は得したことよりも、損したことのほうが何倍も大きく感じると言われています。
得したことを忘れ、損したことは忘れにくいそうです。
損したという気持ちをずっと引きずってしまうのです。
まさに定食屋さんのポイントの話と同じです。
お客様商売もそういうものではないでしょうか。
・サービスをするのならば料金が高くなっても全員に同じサービスをする。
・もし特別にサービスをするなら、ちょこっと、ときどきやる。
それが一番いいのではないでしょうか。
よかれと思ってやったことが、「損した」と思われるのは悔しいですから。
【編集後記】
明日からあるチームの週一回の筋トレサポートが始まります。
「石川県一、質の高いウエイトトレーニングをしよう」が
冬のテーマーだそうです。
うれしい限りです。
【昨日のOnce a day】一日一回新しいことを
・SEIKO SOLAR SVAJ003