今日は挙げる日。プログラムの80％を無視して100％で

本日のウエイトリフティングはスナッチ、クリーン＆ジャークとも自己ベスト記録の80％でトレーニングをするプログラムでした。しかし、前日に決めた今日のゴール（目標）は「挙げる日」だったので、プログラムを無視して自己ベスト100％の重量を目指しました。
結局80％しか成功しませんでしたが。

本日のプログラム

今日は挙げる日。100％の重量に挑戦

前日の練習はスナッチやクリーン＆ジャークの種目練習がなく、補強トレーニング中心でした。そのため今日のゴール設定は2種目とも自己ベストの100％の重量に挑戦することでした。ウエイトリフティング界でいう「挙げる日」です。

過去にブログでも紹介してきたように、1日の練習は、「今日のゴール」と「次回のゴール」をセットにしています。
練習が終わると今日の反省だけではなく、次回のゴールを一緒に考えるようにしています。すると練習が始まる前から「今日のゴール」が決まっているからです。

⇒正面を向く。顔を下げない、あごを上げない。フォームって難しいものです。

⇒スナッチ、クリーン＆ジャークはベストの85％に挑戦

⇒スナッチ50分、クリーン＆ジャークを50分

☆　私はあえてゴールといっていますが、「目標」のことです。

前日も練習をしたのですが、プログラムの中には試合種目の2種目がなく、補強練習中心でした。そのため次回のゴールを「2種目とも100％に挑戦する」にしたのです。

おしらせ

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80％、100％って？

80％、100％といっても、わからない人もいると思うので少しだけ説明します。

練習ですから「100％でやらなければいけない」と思う人もいるかもしれませんが少し違うのです。
（ウエイトを用いた）トレーニングにおいて100％とは、自分のベスト記録の重量のことを言います。1回挙上できる最大重量なのです。
それを1RM（イチ・アール・エム）と言います。

ベンチプレスで1RMを説明します。

A選手がベンチプレスをしたとします。
75㎏の重量に挑戦して10回できました。
10回もできたのですから、1RMではないですよね。
1RMは1回できる最大重量ですから、1回しかできないはずです。

次に10㎏アップして85㎏にチャレンジです。
すると今度は6回できました。これも1RMではありません。
6回もできたのですから。

さらに10㎏アップして95キロに挑戦です。
すると1回はできて、苦しそうだけどもう1回かろうじてできました。
2回できたのでこれも1RMではありません。

さらに、5㎏アップにチャレンジをして重量を100㎏に設定しました。
大声をあげながら、全力で1回だけ成功。2回目は無理だったとします。
100㎏がその選手が1回だけできた重量です。
A選手のベンチプレスにおける1RMは100㎏ということになります。
これが100％です。

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ウエイトトレーニングの経験年数やレベルによって多少は違います。
疲労の具合によっても違います。
ベンチプレスやスクワットなど、限られた種目に当てはまりますが、
スナッチやクリーンなどパワーを伴った種目は当てはまりません。
たとえ話として聞いていただければ…
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A選手がトレーニングとしてベンチプレスをします。プログラムで「80％でやる」という指示ならは重量を80㎏（100㎏の80％）に設定しなければいけないのです。
（おそらく回数は８回～10回などと書いてあります）

このようにトレーニングの目的や、時期によって80％や90％など
プログラムがつくられています。

常に100％でやると疲労してしまいます。そのため変化をつけるのです。
（そう単純ではないのですが、簡単に説明しました）

本日の、ウエイトリフティング部のプログラムのままにやるとしたら、
私の自己記録の80％でトレーニングをしなければ、いけなかったのです。